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函館マリンバイオシンポジウム ~水産機能性食品の活用と事業化~

1月23日(水)ロワジールホテル函館で函館マリンバイオシンポジウム~水産機能性食品の活用と事業化~を開催しました。
当財団は、「函館マリンバイオクラスター~UMI(Universal Marine Industry)のグリーン・イノベーション~」をテーマに、文部科学省の地域イノベーション戦略支援プログラム(グローバル型)の中核機関として、平成25年度までの予定で事業を推進しております。この度、成果のひとつとして褐藻由来の抗肥満機能性成分フコキサンチンの事業化がみえて参りましたので、食品の機能性に関する最近の動向とフコキサンチンの機能性をご理解頂き、産学官連携の新たな発展及び産学官関係者の一層の交流を図ることを目的に開催しました。文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課係長 中出雅大氏の挨拶に続き、4名の方に開発戦略、マーケティング等についてご講演頂きました。

 

※※※ プログラム ※※※

主催者挨拶

(公財)函館地域産業振興財団副理事長 函館マリンバイオクラスター事業総括  三浦汀介

 

来賓挨拶

文部科学省科学技術・学術政策局政策課 係長 上田尚之氏

 

【講演】

「水産機能性食品 ~企業における開発戦略~」

株式会社マルハニチロホールディングス中央研究所課長 高橋義宣氏

マルハニチログループによる機能性素材探索、有効成分分析、動物やヒト試験による機能性評価、トクホの開発、
食を通じた健康維持・増進への取り組みを紹介するとともに、健康食品市場の動向について概説しました。

2 「アスタキサンチン ~素材開発からマーケティングまで~」

アスタリール株式会社リテール事業本部営業本部海外営業部長・学術担当部長 山下栄次氏

カロテノイドの一種であるアスタキサンチンは強力な抗酸化作用を有し、様々な疾病予防への有効性が多く報告さ
れ、健康食品・飲料・化粧品素材として注目されています。研究開発から事業化までの中心的な役割を担った当事者の
講師がその現在過去未来を述べました。

 

3 「ヒト試験のオープンフィールド『るもいコホートピア』のご紹介」

札幌医科大学医学部フロンティア医学研究所病態情報学教授 NPO法人るもいコホートピア理事長 小海康夫氏

健康にかかわる研究は、ヒトでの試験が必要になります。しかし、日本でのヒトに関する研究は決して盛んではありません。 「るもいコホートピア」は、倫理性科学性を担保したヒトの研究を加速するオープン研究フィールドを目指しています。

4 「海藻由来抗肥満成分:フコキサンチン」

北海道大学大学院水産科学研究院教授 宮下和夫氏

フコキサンチンは、褐藻の成長に必須となる光合成色素ですが、最近、ヒトに対するフコキサンチンの生理作用、       特に、抗肥満作用と抗糖尿病作用に注目が集まっています。本講演では、フコキサンチンを含む褐藻油の栄養機能性と     その活用法について概説しました。

パネルディスカッション「水産機能成分の活用」

司会 北海道大学大学院水産科学研究院院長 函館マリンバイオクラスター研究統括 嵯峨直恆氏

(写真左)文部科学省科学技術・学術政策局政策課 係長 上田尚之氏

(写真右)シンポジウムの様子

(写真)パネルディスカッションの様子
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