HITECニュース

海外出張報告

〜韓国における水産関連の展示会に関する情報収集〜

企画事業部 主任研究員  宮崎 俊一
研究開発部 食品技術科主任   清水 健志
研究開発部 科学技術コーディネータ   池田 滋
訪問先:韓国釜山市
日 程:平成22年11月9日〜12日

韓国の水産物(鮮魚、水産加工品、水産物由来機能性食品等)の販売・流通の現状を市場やデパート・スーパーマーケットなどで情報収集することと、2010釜山国際水産貿易EXPOでの水産食品、水産機材、海洋資源等に関して調査しました。
韓国における魚文化は日本と多くの共通点を持っています。魚種はもちろんですが、鮮度、特に活魚として食する習慣も共通です。ただし、鮮度保持技術、鮮度評価技術や畜養技術などは、今後日本との共同研究の対象となる分野と考えられます。また、海産物サプリメント機能性食品としてω-3関連製品が市場に氾濫しているのは驚きでありました。これら製品群はいずれも魚油からの抽出であり、安定性や臭いなどのコンプライアンスに問題があります。アカモクやウガノモクのフコキサンチンによるω-3系脂肪酸の体内合成促進作用は全く新しい作用機作によりDHA,EPAを自然の形で強化でき、且つ、これらの問題をクリヤーすることができます。このことは、アカモクやウガノモクが韓国のω-3市場で新たな製品として受け入れられる可能性を有していると考えられます。また、韓国の最大規模の国際水産専門博覧会である2010釜山国際水産貿易EXPOを視察し、本EXPOへの出展、韓国をはじめとするアジア圏で関心が高い技術の紹介、韓国の社会現象としてのω-3系脂肪酸のサプリメント等の製品の紹介など今後の検討課題としたいと考えています。

(写真左)チャガルチ市場 (写真右)2010釜山国際水産貿易EXPOでの海藻の展示品