HITECニュース

平成23年 3月号

こんなことができます

いろいろな温度・湿度環境で試験できます。
低温恒温恒湿器(小型環境試験装置)[H22年度(財)JKA補助金]
基本使用料等の詳細については、お問い合わせください。

小型環境試験装置は、低温から高温までの温度及び湿度をコントロールし、機械電子部品や金属・プラスチック等材料の環境試験を実施するための装置です。
この装置を用いて、様々な温度・湿度環境における試料の特性変化を検討することで、製品の耐久性や信頼性の評価を行ないます。特に、低温においては自動車関連製品の環境試験にも対応可能な仕様となっています。また、本機器は、広範囲・高精度・高速な温湿度制御機能を有しており、各種機械部品・電子機器・電子デバイス部品・車載用電子部品や電気機械制御装置などの製品開発において、開発品の品質・耐久性を試験することができます。
この機器の用途としては、機械部品の温度・湿度環境試験、ハンダ・合金の環境試験、電子機器類の低温・高温動作試験、機械・自動車関連製品の温度・湿度耐久性試験、電子材料のエレクトロマイグレーション試験などが挙げられます。また、電源製品、信号処理装置、電子基板などの信頼性評価試験にも使用可能です。
主な仕様は次の通りです。
温度範囲:−40℃〜+100 ℃
温度変動幅:±0.3 ℃
湿度範囲:20〜98 %RH
湿度変動幅:±2.5 %RH
温度上昇時間:−40 ℃から+100 ℃まで45分以内
温度下降時間:+20 ℃から−40 ℃まで50分以内
テストサイズ:W500×H750×D600 mm

※ご興味のある方は、研究開発部 プロセス技術科 菅原までご連絡ください。 電話 (0138)34-2600

なお、本装置は、平成22年度(財)JKA補助金で設置されました。

低温恒温恒湿器(小型環境試験装置)

お知らせ

(財)函館地域産業振興財団めるまが 配信中
(財)函館地域産業振興財団では、新事業創出による地域経済の活性化を目的として、地域企業における研究開発、技術水準の高度化、起業化、起業化推進等に対する各種資金供給事業や技術支援事業、人材育成事業などを行っています。また、管理運営している北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、函館地域産業化支援などの事業を行っています。
■■■登録画面はこちらから■■■

見学等の申込も随時受け付けております。
【お問い合わせ】 財団法人函館地域産業振興財団 企画事業部 企画調整課 (℡0138-34-2600)

道立工業技術センターコミュニティーホールの成果品展示

トピックス(H2303)

北海道立工業技術センターと国立台湾海洋大学食品科学部は、 マリンバイオ研究の交流に関する協定を締結しました。

平成23年1月13日(木)、北海道立工業技術センター(Hokkaido Industrial Technology Center)と国立台湾海洋大学食品科学部(Department of Food Science,National Taiwan Ocean University)とは、マリンバイオ研究の交流に関する協定を締結しました。

【概要】
1 目 的
本協定は、両者が行うマリンバイオ領域における研究活動(メガベントスの生物特性を活かした高機能資源創出のための研究開発)の交流及び連携を推進し、相互の学術研究の一層の推進と地域産業の振興に寄与することを目的とする。
2 連携・協力事項
(1) 研究交流に関すること。
(2) 人材交流に関すること。
(3) 共同研究に関すること。
(4) 学術セミナー、会議への参加に関すること。
(5) 情報交換に関すること。

■■■函館マリンバイオクラスターの概要はこちらから■■■

センター長  三浦 汀介
研究開発部 部長  宮原 則行
研究開発部 バイオテクノロジー科  鳥海  滋

訪問先:台湾基隆市
日 程:平成23年1月12日〜14日
国立台湾海洋大学生命科学院の施設を視察しました。海洋科学に関連した6つの研究院から構成され、約300人の教員と約8,500人の学生(大学院生を含む)を擁します。 Traceability Certification and Inspection Center(水産食品トレーサビリティー分析センター)は、水産食品系の分析に特化し、微生物、有機系化学物質、重金属等の危害を分析しています。また台湾ではコンブ等の「北海道産」食品は、非常にブランド力が強く、トレーサビリティも活用した品質保証が必要との話題に及びました。これは正に函館マリンバイオクラスター研究テーマ4「食用コンブの種・産地判別技術の開発」が対象とするテーマであり、今後の研究・技術交流の進展が期待できます。
Center of Excellence for Marine Bioenvironment and Biotechnology(海洋生物工学・環境生態センター)には、次世代シーケンサーやin vivo イメージングシステム等の高価な最先端分析装置が設置されており、函館マリンバイオクラスターの研究成果の共有は十分に可能と考えられました。
14時30分より、院長室において連携協定調印式を行い、引き続き本協定により、両者で行われるマリンバイオ領域における研究(メガベントスの生物特性を活かした高機能資源創出のための研究開発)に関する人材的交流や科学技術の情報交換等が大きく進展することを期待する等の意見交換を行いました。

(写真左)北海道立工業技術センター長三浦汀介(左)と国立台湾海洋大学教授黄登福氏
(写真右)連携協定調印式の出席者

(写真左)国立台湾海洋大学水産食品トレーサビリティ分析センターの視察
(写真右)国立台湾海洋大学海洋動物センターの視察

海外出張報告

〜成果の公表と水産物流通技術情報収集〜

研究開発部 主任研究員  吉岡 武也

訪問先:トルコ チェシメ市
日 程:平成22年10月2日〜8日
トルコのチェシメ市にて開催された第40回WEFTA(Western European Fish Technologists Association:西ヨーロッパ水産技術者連合)年次研究会でホタテガイの鮮度保持に関する研究成果を発表し、欧州の研究者との交流により水産食品分野での最新の研究情報を入手しました。
WEFTAは、欧州の国立水産研究施設や大学など21箇所が加盟する研究連合で、水産物の持続的利用や加工技術、安全性確保などの研究分野を中心に活発な研究事業、交流事業を行っています。今回の会合では120件の発表が行われ、欧州の水産食品研究のトレンドを把握することができました。また、欧州北部の各国で行われている水産食品の流通、品質評価に関する研究は、欧州内及び欧州・アジア間の水産物貿易が活発になってきた背景があって、日本で行われている研究に比べ広範囲で深いものである印象を受けました。
水産物流通についての情報収集の目的で、イスタンブール市内のイスティクラール通り(タクスィム)にて鮮魚店の視察を行いました。魚種はそれほど多くありませんが、比較的鮮度のよい様子(死後硬直中)で新鮮な証としてサバのエラが客から見えるようにむき出しの状態で陳列しているのが印象的でした。

(写真左)第40回WEFTAでの発表の様子 (写真右)イスタンブールの鮮魚店

海外出張報告

〜韓国における水産関連の展示会に関する情報収集〜

企画事業部 主任研究員  宮崎 俊一
研究開発部 食品技術科主任   清水 健志
研究開発部 科学技術コーディネータ   池田 滋
訪問先:韓国釜山市
日 程:平成22年11月9日〜12日

韓国の水産物(鮮魚、水産加工品、水産物由来機能性食品等)の販売・流通の現状を市場やデパート・スーパーマーケットなどで情報収集することと、2010釜山国際水産貿易EXPOでの水産食品、水産機材、海洋資源等に関して調査しました。
韓国における魚文化は日本と多くの共通点を持っています。魚種はもちろんですが、鮮度、特に活魚として食する習慣も共通です。ただし、鮮度保持技術、鮮度評価技術や畜養技術などは、今後日本との共同研究の対象となる分野と考えられます。また、海産物サプリメント機能性食品としてω-3関連製品が市場に氾濫しているのは驚きでありました。これら製品群はいずれも魚油からの抽出であり、安定性や臭いなどのコンプライアンスに問題があります。アカモクやウガノモクのフコキサンチンによるω-3系脂肪酸の体内合成促進作用は全く新しい作用機作によりDHA,EPAを自然の形で強化でき、且つ、これらの問題をクリヤーすることができます。このことは、アカモクやウガノモクが韓国のω-3市場で新たな製品として受け入れられる可能性を有していると考えられます。また、韓国の最大規模の国際水産専門博覧会である2010釜山国際水産貿易EXPOを視察し、本EXPOへの出展、韓国をはじめとするアジア圏で関心が高い技術の紹介、韓国の社会現象としてのω-3系脂肪酸のサプリメント等の製品の紹介など今後の検討課題としたいと考えています。

(写真左)チャガルチ市場 (写真右)2010釜山国際水産貿易EXPOでの海藻の展示品

海外出張報告

〜中国における水産関連の展示会に関する情報収集〜
企画事業部 部長  吉野 博之
研究開発部 食品技術科主任   木下 康宣
研究開発部 科学技術コーディネータ  大久保征二
訪問先:中国上海市
日 程:平成22年12月8日〜11日

中国における水産関連商品の販売及び展示会に関する情報収集を行うため、中国で最も人口が集中している上海において、ジェトロ上海、北洋銀行上海駐在員事務所、上海海洋大学、上海天家餐飲管理有限公司、デパート、スーパー等を訪問しました。各機関において、函館マリンバイオクラスターの説明をし、日本水産物、水産加工品の流通、安全性、価格、評価等の調査を行いました。また、上海国際漁業博覧会で、出展ブース、出展企業、展示物を視察しました。今回面会した企業や大学の人達との積極的な交流、情報の入手をもとにして慎重にパートナーを選定するなど来年展示会に参加、または商談会を開くための予備知識は、充分取得できました。

(写真左)上海海洋大学にて懇談会 (写真右)上海国際漁業博覧会

冬休みわくわくサイエンスツアー 〜実験と工場見学〜

●ワクワク実験、ドキドキ工場見学●

開催日: 平成22年12月27日(月) 場所:北海道立工業技術センター
講師:市立函館高等学校 渡辺儀輝 氏

次代の日本を担う青少年を対象に、楽しみながら科学に接する第2回「科学実験講座」と「ものづくり企業見学会」を開催し、20組の親子41名が参加しました。科学実験講座では、「一本釣りの力学」「水溶液の電気分解」「白熱電球、蛍光灯、LEDの光の特性」の実験を行い、光の配合(RGB)による色の変化や分光器で各光源を波長順に分解してそれぞれの特性を観察した他、硫酸銅と食塩水を電気分解する実験では、電極に除々に銅が付着する様子に受講者は歓声をあげるなど、科学の不思議を体験しました。ものづくり企業見学会では、市内吉川町にある株式会社東和電機製作所を訪れビデオで会社の概要等を説明してもらいました。

(写真左)講師 渡辺 儀輝氏 (写真右)実験に夢中になる受講者

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