HITECニュース

令和元年9月号

こんなことができます

X線回折装置((株)リガク、MiniFlex600HP)

金属材料やセラミック材料の高度な分析ができます。

X線回折装置は、X線が結晶格子面で起こす回折現象を利用し、金属材料やセラミック材料の同定を行なうための分析装置です。本装置は、特に結晶多形*)のある材料の分析に威力を発揮します。一例を挙げますと、工業的に利用されている酸化チタン(TiO2)には結晶多形があり、アナターゼ型とルチル型が存在します。アナターゼ型は高い触媒活性を示すことから光触媒に利用され、ルチル型は紫外線をよく吸収することから日焼け止め化粧品として利用されています。両者は共に酸素とチタンから成る白色の粉末で、目視や元素分析では見分けがつきません。アナターゼ型/ルチル型のどちらであるかを見分けるためには、本装置による分析が必要です。その他にも、格子定数の精密測定、結晶子サイズ、配向性などの情報を得ることができます。本装置は、機械金属、セメント、窯業、電子部品などの産業分野の材料開発や品質保証に役立つ分析装置です。

*)結晶多形とは、同じ化学式(TiO2)で表される物質でも、結晶構造が異なる(ルチル型/アナターゼ型)ものを、このように呼びます。

【主な仕様】X線管:Cu、最大定格出力:600W、検出器:高速1次元検出器

ご質問やご相談がございましたら、当センターへお気軽にご連絡ください。
【お問い合わせ】応用技術支援グループ 下野 功 ℡(0138)34-2600

                                                                                                                                 (写真)X線回析装置

 

 

お知らせ

工業技術センター見学の申し込みを随時受け付けしております。

皆様、お気軽に見学にお越しください。

(写真)北海道立工業技術センター展示ホール

※共同研究・技術相談成果品等多数展示しております。
【お問い合わせ】公益財団法人函館地域産業振興財団 研究開発部研究支援課℡(0138)34-2600

北海道知的財産情報センター函館サテライトを利用してみませんか

北海道知的財産戦略本部では、知的財産権についてお困りの方をサポートするため、函館、帯広、北見に相談窓口を設置しており、函館地域は、工業技術センター内にサテライトがあります。札幌の北海道知的財産情報センターとテレビ会議システムを通じて相談することができます。
お気軽にご相談ください。
料金:無料

(写真)テレビ会議の様子
【お問い合わせ】公益財団法人函館地域産業振興財団 総務企画部総務課
℡(0138)34-2600

公益財団法人函館地域産業振興財団めるまが配信中

当財団では、新事業創出による地域経済の活性化を目的として、地域企業における研究開発、技術水準の高度化、起業化、起業化推進等に対する各種資金供給や技術支援、人材育成事業などを行っています。また、管理運営している北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、産業化支援など様々な事業を行っています。
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工業技術センターでは個別技術研修を行っています。

企業などの技術的課題の多様化に対応するため、個別密着型で、かつ技術移転を重視した個別の技術研修を行っております。食品の加工・品質評価、工業材料・部品等の試作・評価、測定・試験用機器の活用方法など個々の技術ニーズに対応いたしております。
【開催日】随時
【場 所】北海道立工業技術センター
【受講料】無料
【お問い合わせ】公益財団法人函館地域産業振興財団 工業技術センター研究開発部
℡(0138)34-2600

JKA(競輪)補助事業導入機器のご紹介

【JKA(競輪)補助事業】により導入した試験分析機器を、地域企業や起業を目指す方に広く開放していますので、ご活用ください。
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トピックス(R0109)

展示会に出展

FOOMA JAPAN 2019国際食品工業展
2019International Food Machinery & Technology Exhibition
食の技術のニッポン力(りょく)。

日 時:令和元年7月9日(火)~12日(金)
場 所:東京ビッグサイト

FOOMA JAPAN2019国際食品工業展は、食品機械・装置および関連機器に関する技術ならびに情報の交流と普及を図り、併せて食品産業の一層の発展に寄与することとし、「食の安全・安心」に関心が高まる中、食品機械の最先端テクノロジー、製品、サービスを通して、「食の技術が拓く、ゆたかな未来」を目的に開催され、出展者数688社、来場者数100,680名とアジア最大級の展示会です。当財団は、研究開発部小西部長が「美味しいだしパックの抽出の科学(だしの抽出の仕方で、美味しさが異なる)、食産業技術支援グループ木下研究主査が「凍結処理がイカ外套腹筋のATP関連物質に及ぼす影響」についてポスター発表を行い、研究成果の公表をして来場者と意見交換を行いました。

(写真)展示ブースの様子

 

 

 

 

 

北洋銀行ものづくりテクノフェア2019
食品・流通・ITほか幅広い業界関係者のニーズに応える道内随一の総合展示商談会

日 時:令和元年7月25日(木)
場 所:アクセスサッポロ

本フェアは、優れた技術や製品を有する中小企業、大学、支援機関等が販路拡大や企業間連携の促進、情報交換や技術交流を通じて、北海道のものづくり産業の振興を図る商談会です。当財団も、上加冷機工業(株)の食品用ブライン凍結機、(有)パテントワークスのReBNA(レブナ)を展示、紹介しました。

(写真)展示ブースの様子

 

研修会開催

「ひずみケージ等を使う応力測定」

日 時:令和元年6月14日(金)13:30~15:30
場 所:北海道立工業技術センター研修室
講 師:株式会社共和電業 営業技術部 主査 古川博章氏(ケージ担当)
主事 難波 修氏(アプリケーション担当)
参加者:7名

産業用機器の制御では、状況判断や制御量の正確性を高めるため、センサ等により必要な情報を収集する計測技術が不可欠です。そのセンサ類の中でも、部材のひずみを測定するひずみゲージは、応力、力、トルクなどの情報に変換しやすいことから、半世紀以上に渡って使用されており、種類や用途、測定実績も豊富です。そこで、株式会社共和電業から古川博章氏と難波修氏をお招きして、動ひずみ測定や関連アプリケーションの研修会を開催しました。最初にひずみゲージの構造・種類や測定原理について解説をして頂き、ゲージの測定物への貼付方法についてビデオを使っての説明の後に、ゲージの貼付実習を行いました。ゲージ特徴や使い方など実践に即した内容で、受講者から多くの質問があり、大変有意義な研修会でした。

(写真左)研修会の様子
(写真右)デモ機器の様子

 

 

 

 

食品産業技術研修会「小規模事業者向けHACCPセミナー」
日 時:令和元年6月26日(水)10:00~12:00
場 所:北海道立工業技術センター会議室
講 師:戸ヶ崎 恵一氏 特定非営利活動法人近畿HACCP実践研究会 理事長
特定非営利活動法人HACCP実践研究会 幹事・主幹研究員
一般社団法人HACCPと経営 理事長
参加者:70名

昨年、食品衛生法の一部を改正する法律が公布され、原則として全ての食品等事業者(食品の製造・加工、調理、販売等)は、HACCPに沿った衛生管理を求められることとなりました。本セミナーでは、HACCPの制度化に関する解説の他、飲食店等を含む小規模事業者が対象となる「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」について、計画の作成演習を交えて解説していただきました。多くの方にご参加いただき大変有意義な研修会でした。

 

内 容

①HACCPの制度化に関する解説
②HACCPの考え方を取り入れた衛生管理計画の解説と作成演習

(写真左)講師 戸ヶ崎 恵一氏
(写真右)研修会の様子

 

 

 

 

 

高速度ビデオシステム活用セミナー
日 時:令和元年7月11日(木)13:30~15:00
場 所:北海道立工業技術センター研修室
講 師:株式会社フォトロン システム ソリューション事業本部
イメージングサポートグループ 元木修一氏
マーケティング営業部 堀江秀輔氏
参加者:7名

風船が割れる瞬間、車が衝突しクラッシュする瞬間、生産ラインの動き、モータの回転ムラなど、多くの方がテレビ等でご覧になったことがあるでしょう。このように人間の眼では速すぎてわからない瞬間の現象を高速撮影してスローモーションで観察する特殊な装置が高速度ビデオシステムで、高速現象を直接目で確かめることで様々な問題解決のスピードアップが可能となり、製造ラインでの設備稼働率の向上や不具合対策、省力化や機器等の開発期間の短縮に貢献できます。この高速度ビデオシステムが平成30年度電源立地地域対策交付事業で、2月末に北海道立工業技術センターへ導入されました。そこで今回、株式会社フォトロンから元木修一氏と堀江秀輔氏をお招きし活用セミナーを開催しました。最初に高速度ビデオの利用事例を交えながら、基礎的知識として1秒間当たりの撮影枚数や照明条件など撮影条件についての解説がありました。また、撮影した動画からの動作解析についても説明があり、導入したシステムの仕様や構成についてもご紹介いただきました。後半は、空気圧シリンダを組み合わせた動作機構を対象にデモ撮影をし、2次元運動解析ソフトで実際に変位や速度の解析を体感していただきました。次に、ドリルの切削について撮影し、切り屑の排出状況などを動画から説明していただきました。実践的な高速度ビデオシステムの使い方に絞った内容であり、受講者からも好評で、終了後にも、具体的な観察対象物の撮影方法等の追加質問や機器使用制度の問合せがあり、大変盛況で有意義な研修会でした。

(写真左)研修会の様子
(写真右)デモ撮影と解析の様子

 

 

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