HITECニュース

令和2年3月号

こんなことができます

光造形システム(シーメット㈱ ATOMm-4000H)

複雑な立体形状も高精度に造形できます。

光造形システムは、紫外線レーザを液状の光硬化樹脂に照射し、照射した部分だけを硬化させそれを一層ずつ積層することで、立体造形を行う装置です。本装置は、複雑な形状の部品や製品そのものを高精度に造形することができるため、独創性・機能性・デザイン性に秀でたオリジナル製品の開発等に活用できます。その他にも、光造形システムで作製した造形品は、機械・電気部品の試作品や実験用模型をはじめ、営業用サンプル、鋳物や真空注型のマスターモデル等として利用することも可能です。
本装置は、3次元CADデータさえあれば短時間で立体造形を行うことが可能であるため、製品開発期間の短縮や製品開発コストの低減等に役立ちます。

本装置は、令和元年度[JKA(競輪)補助事業]により導入されました。

【仕様】
・搭載レーザ 半導体励起個体レーザ 400 [mW]
・最大走査速度 30 [m/s]
・最大造形サイズ W400×D400×H300 [mm]
・最小積層ピッチ 0.025 [mm]
・繰り返し精度 ±0.006 [mm]

ご質問やご相談がございましたら、当センターへお気軽にご連絡ください。
【お問い合わせ】研究開発部ものづくり技術支援グループ 松本 ℡(0138)34-2600

(写真)光造形システム

トピックス

研修会開催

光造形技術研修会
日 時:令和2年1月17日(金)13:30~17:00
場 所:北海道立工業技術センター研修室
講 師:シーメット株式会社 中山 智氏
参加者:9名

北海道立工業技術センターでは、短時間で高精度な立体造形が実現できる光造形システムを導入しました。この装置は、試作品や生産工程用の治具、営業用サンプル等の作製をはじめとした幅広い場面で活用することが可能です。そこで、今後の製品開発やビジネス展開に繋げることを目的として、シーメット株式会社 中山 智氏をお招きして、研修会を開催しました。造形作業の実演等を交えた実践的な内容は、参加者からも好評で実演時や質疑応答時には、質問や意見交換が活発に行われており、有意義な研修会でした。

【内 容】 1 立体造形技術動向等
2 光造形機の紹介・基本操作説明
・3Dモデル作成及び造形の方法について
3 光造形法の手法や特徴、事例紹介等
4 造形品の確認及び後処理等の説明

(写真)シーメット株式会社 中山 智氏

 

(写真)研修会の様子

 

 

 

 

HACCPのために自社でできる衛生管理
日 時:令和2年1月23日(木)10:00~12:00
場 所:北海道立工業技術センター会議室
講 師:スリーエムジャパン株式会社ヘルスケアカンパニー
フードセーフティ製品部マーケティング部事業開発部
グループマネージャー 吉田 康如氏
参加者:32名

食品衛生法の改正により、すべての食品事業者にHACCP、またはHACCPの考え方を取り入れた衛生管理が求められることになりました。そこで今回、スリーエムジャパン株式会社ヘルスケアカンパニーフードセーフティ製品部マーケティング部事業開発部グループマネージャー 吉田康如氏をお招きして自社でてきる現場や工程の衛生管理の方法について、環境や器具等の汚染度の測定を簡易検査キットにより体験していただきながらお話ししていただきました。

【内 容】 1 HACCPによる衛生管理
2 HACCP制度化について
3 食品事業者における微生物管理
4 自社でもできる環境衛生管理

 

(写真)スリーエムジャパン株式会社ヘルスケアカンパニーフードセーフティ製品部
マーケティング部事業開発部グループマネージャー 吉田康如氏

 

(写真左)研修会の様子

 

令和元年度ビジネスプラン作成スクール・ビジネスプラン発表会

日時:令和元年12月4日(水)15時~20時
場所:フォーポイントバイシェラトン函館
参加者数:95名

「ビジネスプラン作成スクール」は、平成14年度から18年度の5年間、そして平成26年度から毎年度開催し多くの卒業生を輩出してきました。今年度は8月31日から全10回、約4ヶ月間にわたり、ビジネスプラン作成スクールを開講してきました。この度、最終講座として本スクール受講生によるビジネスプラン発表会を開催しました。4グループに分かれ、それぞれのテーマによる4ヶ月間の成果を発表し、講師陣による最優秀賞のほか、ご協力いただいた学校法人野又学園函館大学様より函館大学学長賞、株式会社日本政策金融公庫函館支店様より函館支店長賞が選ばれました。受賞グループは下記のとおりです。また、受講生には修了証が渡されました。

最優秀賞
㈱Sugiホーム「古民家を活用した民泊×観光事業 -町ぐるみの民泊-」

日本政策金融公庫 函館支店長賞
㈱Sugiホーム「古民家を活用した民泊×観光事業 -町ぐるみの民泊-」

函館大学学長賞
㈱ReLiIt「地域資源をブランディングして時間と感動を提供するGlocal company」

(写真左)ビジネス発表会の様子(写真右)受賞式の様子

北海道中学校理科教育研究会 モデル授業をサポート

令和元年10月18日に第58回北海道中学理科教育研究会の函館大会が深掘中学校で開催されました。このときに行われた中学校3年生のモデル授業に向けて、北海道教育大学附属函館中学校の池田教諭らの依頼により、サポートを行いました。授業のテーマは「運動とエネルギー」で、「輻射伝熱」、「対流伝熱」、「伝導伝熱」の熱の伝わり方が中学生にわかりやすく理解できる実習授業の準備検討をお手伝いしました。 当日の授業は、伝熱の既習事項を使った実験を行い理解を深め、その結果を各班が発表する形式で、熱の伝わりやすさの違いと理解できたとの達成感から、多くの班が発表したいと手を挙げ、大きな成果を感じる授業となりました。
工業技術センターは、工業振興の担い手の育成の支援を、今後も継続していきます。

(写真左) モデル授業風景(写真右)輻射伝熱の実習状況

 

産業技術連携推進会議 令和元年度 感謝状受賞

活動名 : シャーベット状海水氷製氷機の技術移転と鮮度評価

授与機関: 北海道立工業技術センター
公益財団法人釧路根室圏産業技術振興センター
国立研究開発法人産業技術総合研究所北海道センター

授与の理由:・平成27~28年度に新技術活用促進事業を活用して、製氷機の改善試験や鮮度保持技術のPR、「釧路地域鮮度保持技術評価検討会」の設置を行った。
・JICAプロジェクト(~令和元年度)を獲得してベトナムを中心とした海外への技術普及を行った他、フード特区機構などとの連携により、本技術の普及促進に資する鮮度測定技術の標準化を進めている。

活動内容:産総研と北海道立工業技術センターが株式会社ニッコーを支援することによって海水からの直接スラリーアイス製造技術が実用された。このスラリーアイスは、魚の鮮度を従来の2倍程度に延長する効果がある。

感謝状授与3機関は産技連活動として、以下のような本技術の普及に努めた。
・製品展示・見学対応
・製品の改善試験の実施
・鮮度保持技術を広く知らせ、その効果を知ってもらうためのセミナー開催
・「釧路地域鮮度保持技術評価検討会」の設置
この活動によって、本鮮度保持技術が広く水産業界に知られるところとなった。
その後も釧路地域では、釧路根室地域衛生管理・鮮度保持技術開発拠点プロジェクトを立ち上げ、JICAプロジェクトなども通じ、ベトナムを中心として鮮度保持技術の普及を行っている。さらに、鮮度評価の標準化がこの鮮度保持技術の普及を後押しすることとして、産総研と北海道立工業技術センターは、一般社団法人北海道食産業総合振興機構(フード特区機構)と協力して、国際標準も視野に入れて、鮮度測定技術の標準化に取り組んでいる。

 

産業技術連携推進会議(産技連)は、公設の試験研究機関等(公設試)相互、および、公設試と国立研究開発法人産業技術総合研究所との連携を通して、我が国の産業の発展に貢献することを目的とする組織で、令和元年度より、産技連で特に優れた連携活動を行った機関に感謝状を授与しています。

(写真)受賞式の様子

 

以上産業技術連携推進会議(産技連)HPより

 

鹿部町研究会、令和元年度地域づくり表彰(国土交通省)会長賞受賞

当センターの下野研究主幹及び、清水研究主査がアドバイザーを務める「鹿部町製品開発研究会」が、令和元年度地域づくり表彰(国土交通省)全国地域づくり推進協議会会長賞を受賞しました。

【表彰の趣旨】
地域づくり表彰制度は、創意と工夫を活かした広域的な地域づくりを通して、個性ある地域の整備・育成に顕著な功績があった優良事例を表彰することによって、地域づくり活動の奨励を図ることを目的に、昭和59年度より実施しています。(国土交通省ホームページより抜粋)

【受賞の理由】
地元で水揚げされた水産物と駒ケ岳の軽石を活用し開発した「軽石干し」を軸にした地域づくりに、多様な主体と連携して取り組み、地場産業の振興・地域雇用の創出などに寄与した取り組み。(令和元年度地域づくり全国交流会議開催案内より抜粋)

(写真)受賞の理由となった「軽石干し」

 

●高橋会長(鹿部町製品開発研究会)のコメント
鹿部町は、駒ケ岳の東部にある人口4,000人弱の漁業が盛んな町で、冬場の浜は、スケソウダラ漁とホタテの水揚げで賑わいます。一方、製造業の人数は300人ほどで、町内の製造業を盛り立てて、地域に元気を吹き込みたいという思いから、平成22年(2010年)に鹿部町製品開発研究会を立ち上げ、地域資源を活用した新製品開発に取り組んできました。この度、当研究会がこのような賞を受賞するという思いがけない展開に、大変有難く思っており、これまでにご支援ご協力いただきました皆様には心から感謝申し上げます。とりわけ、工業技術センターには約10年に亘りお力添えいただき、当研究会が継続して今日を迎えることができた原動力でもあります。これからも、当研究会の設立目的である、地域資源を活用した新製品開発で地域の活性化に貢献できるよう、工業技術センターと二人三脚で取り組んで行きたいと決意を新たにしております。

 

●下野研究主幹(応用技術支援グループ)のコメント
近年、多くの市町村では、地域資源を活用した新製品の開発及び新産業の創出を産業振興の柱に位置付け、その担い手となる中小企業者への支援に取り組んでおられることと思います。その理由は、地域にとってありふれた物でも、ほかの地域に無い物を活用し、新製品・新商品を開発することで、競争的優位性を保ちながら産業振興を進めることが出来ると我々は考えており、当財団でも事業の重点項目として、このような取り組みを支援して参りました。この度、設立当初よりアドバイザーを務め、ご支援させていただきました鹿部町製品開発研究会が、このような賞を受賞されましたことを、たいへん喜ばしく思っております。受賞の理由となりました「軽石干し」がタラコと並ぶ鹿部町の名物となり、町の産業振興の柱として成長し続けるよう、今後も研究会と共に取り組んで行きたいと考えております。

(写真左)表彰式全国地域づくり推進協議会 峰会長
(写真右)鹿部町製品開発研究会 高橋会長

 

(写真)左より盛田鹿部町町長、高橋会長、鈴木事務局長 (函館新聞社より提供)

 

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(写真)北海道立工業技術センター展示ホール

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