HITECニュース

平成25年 6月号

こんなことができます。

食品に混入した異物の性状観察や品質に影響を与える組織構造の観察などができます。

生物顕微鏡(オリンパス光学工業(株) BX50-33-TPS)


[使用料金] 最初の1時間:5,400円  1時間を超える時の1時間毎の料金:480円

生物顕微鏡は、主に生物組織や微生物などの観察に用いられる汎用性の高い顕微鏡で、スライドガラスに固定された標本を、低倍から高倍まで幅広く観察することができます。また、各種の染色技術を活用することにより、特定の成分だけを選り分けて観察したり、顕微鏡用の加熱冷却ステージを利用することで、観察標本が温度によって受ける影響などを観察することもできます。更に、スライド方式のプリズムを差し込むだけで、見えにくい試料のコントラストを高めて観察を行う、透過微分干渉観察を行うことも可能です。

[仕様] ●光学系:UIS(無限遠補正) 光学系●レボルバ:6穴(微分干渉対応) ●照明系:12V100Wハロゲンランプ ●準焦部:左右共軸粗微動ハンドル ●対物レンズ:ISO準拠(×4~40)

本機は、デジタルカメラシステムを搭載しており、観察像を静止画や動画として記録することができます。各種食品に混入した異物、様々な品質に影響を及ぼす組織の構造、微生物性状などの迅速観察にご利用ください。

 

【お問い合わせ】 研究開発部食産業技術支援グループ 木下 ℡(0138)34-2600

 

(写真)生物顕微鏡

 

お知らせ

工業技術センター見学の申し込みを随時受け付けしております。

(写真)北海道立工業技術センター展示ホール

※共同研究・技術相談成果品・がごめ関連商品等多数展示しております。

【お問い合わせ】公益財団法人函館地域産業振興財団 企画事業部 企画調整課 ℡(0138)34-2600

 

5月29日(水)神奈川県立向の岡工業高等学校機械科3年生68名が見学にいらっしゃいました。

(写真)研究員の説明を聴く神奈川県立向の岡工業高等学校の生徒さん

公益財団法人函館地域産業振興財団めるまが配信中

当財団では、新事業創出による地域経済の活性化を目的として、地域企業における研究開発、技術水準の高度化、起業化、起業化推進等に対する各種資金供給や技術支援、人材育成事業などを行っています。また、管理運営している北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、函館地域産業化支援など様々な事業を行っています。

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北海道知的財産情報センター函館サテライトを利用してみませんか?

北海道知的財産戦略本部では、知的財産権についてお困りの方をサポートするため、函館、帯広、北見に相談窓口を設置しており、函館地域は、工業技術センター内にサテライトがあります。札幌の北海道知的財産情報センターとテレビ会議システムを通じて相談することができます。お気軽にご相談ください。

(写真)テレビ会議の様子

【お問い合わせ】公益財団法人函館地域産業振興財団 総務部 総務課 ℡(0138)34-2600

 

工業技術センターでは個別技術研修を行っています。

企業などの技術的課題の多様化に対応するため、個別密着型で、かつ、技術移転を重視した個別技術研修を行っております。食品の加工・品質評価、工業材料・部品等の試作・評価、測定・試験用機器の活用方法など個別の技術ニーズに対応しております。

 

【開催日】随時

【場 所】北海道立工業技術センター

【受講料】無料

【お問い合わせ】公益財団法人函館地域産業振興財団 工業技術センター研究開発部 ℡(0138)34-2600

 

JKA(競輪)補助事業導入機器のご紹介

【JKA(競輪)補助事業】により導入した試験分析機器を、地域企業や起業を目指す方に広く開放していますので、ご活用ください。

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トピックス

海外出張報告

出張者 : 研究開発部 食産業技術支援グループ 研究主査 木下康宣
訪問先 : バリ(インドネシア)
日 程 : 平成25年4月20日(土)~4月27日(土)

第21回 International Seaweed Symposiumに参加し、「地域イノベーション戦略支援プログラム(グローバル型)」にて開発した褐藻の品質評価技術に係わる成果を公表し、その普及を図り、関連技術の研究状況調査のためバリを訪問しました。
第21回International Seaweed Symposiumは、世界50カ国からおよそ1,000名が参加しました。参加者は、政府・大学・企業などの研究者のみならず、海藻の生産や食品・工業製品への利用を行っている企業の方も多く、藻類の利用に係わる活発な議論が行われました。
今回、ポスターセッションにて成果の公表を行いましたが、評価法の産業利用、海藻の保存性を高めるための要素、褐藻以外の海藻の評価技術などについての質疑を受け、関連研究者の注目内容を把握することができたと同時に、提案する技術の普及、啓発を進めることができ、大変有意義でした。また、会期中日にエクスカージョンが企画され、海藻の養殖環境が視察できるコースに参加し海藻生産の関連技術を調査しました。海藻利用では、環境に負荷をかけない持続的生産が注目されており、地理的環境の活用も今後の重要な要素の一つであることを学びました。今後の取り組みのなかで、さらなる商材開発に求められる知見収集を進めていきたいと考えています。

(写真左)ポスター発表中の木下研究員(右) (写真右)バリの海藻養殖の様子

 

 

平成25年度北海道立工業技術センター研究成果発表会開催

5月30日(木)ロワジールホテル函館で工業技術センター研究成果発表会を開催しました。三浦センター長の開会挨拶に続き、企業や大学との共同研究などの成果8題を発表しました。クルマバソウアイスクリーム、ウニ味噌、がごめの滴、塩蔵昆布の試食、シャーベットアイスなど試作品や開発事例のパネル展示を行い、来場者の皆様からたくさんの貴重なご意見をいただきました。今後の研究開発の参考とさせていただきます。引き続き開催した交流会でも産学官の参加者が情報交換等を行いました。多くの方々にご参加頂き大変有意義な発表会となりました。
発表演題と発表者は、下記の通りです。

1.「間引き」コンブから「春採り」コンブへ
-新たな付加価値創出による生産流通体制の新生を目指して―
木下康宣(食産業技術支援グループ)
「間引き」コンブは、出汁用のコンブを得るために副生される意味合いが強く、高価値化が求められています。本発表では、素材特性を活かした用途開発により、「間引き」という消極的利用から「春採り」という積極的活用への転換を進める取組を報告しました。
(写真)研究開発部 食産業技術支援グループ 研究主査 木下康宣

2.未利用ウニを活用した味噌様発酵食品の開発
清水健志(食産業技術支援グループ)、船橋敦子(有限会社イリエ船橋水産)
噴火湾沖に生息する未利用ウニについて調べたところ、オオバフンウニ科に属するウスイロホクヨウオオバフンウニであることが分かりました。本発表では、このウニを活用した味噌様発酵食品の開発について報告しました。
(写真)(有)イリエ船橋水産 船橋常務(右)研究開発部 食産業技術支援グループ 研究主任 清水健志(左)

3.ガゴメフコイダンの製造技術に関する研究開発
青木 央(食産業技術支援グループ)
塩化カルシウム法によるガゴメフコイダンの製造特許技術について報告しました。この製造技術によれば、良質のフコイダンNaをバッチ生産できます。試作したプラントの自動化システムについても開発の経過を報告しました。
(写真)研究開発部 食産業技術支援グループ 主査 青木 央

4.海水シャーベット氷による魚介類の鮮度保持
吉岡武也(食産業技術支援グループ)
海水シャーベット氷は海水を-2.5℃程度に冷却したスラリー状の氷で、水揚げされた魚介類を急速に冷却できます。海水シャーベット氷による魚介類の鮮度保持効果と生鮮サンマの台湾への空輸テストについて報告しました。
(写真)研究開発部 食産業技術支援グループ 主任研究員 吉岡武也

5.光学的特性による水産物の品質評価技術の開発
菅原智明(応用技術支援グループ)
光学的特性を応用することにより、生鮮水産物(ホタテ、イカ)の非破壊的かつ迅速な品質評価技術を開発しました。本発表では、蛍光測定の方法、水産物の自家蛍光と鮮度との関連性などについて報告しました。
(写真)研究開発部 応用技術支援グループ 研究主査 菅原智明

6.ホタテ貝殻を用いた凝集中和剤の開発
下野 功(ものづくり技術支援グループ)、清水 崇(みぞぐち事業株式会社)
高圧水を使用したコンクリート建造物の切断穿孔工事では、大量のアルカリ性廃水が発生し、その簡便な処理技術がもとめられています。この問題を解決するために取り組んだ、環境にやさしい凝集中和剤の開発について報告しました。
(写真)みぞぐち事業(株)技術顧問 清水氏(右)研究開発部 ものづくり技術支援グループ 主任研究員 下野 功(左)

7.生椎茸自動選別技術に関する等級判別とハンドリング
松村一弘(ものづくり技術支援グループ)
生椎茸は収穫後、手作業で多くの労力と時間を要して、等級と大きさで格付けし出荷されています。この作業を省力化するための、生椎茸の自動選別に関する等級判別技術とハンドリング技術について報告しました。
(写真)研究開発部 ものづくり技術支援グループ 主査 松村一弘

8.金属ナノ粒子材料製造装置の開発
高橋志郎(ものづくり技術支援グループ)
H22~23年度(第3次補正)戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)「高速、高純度な金属ナノ粒子ペースト用材料製造法の開発」にて行った金属ナノ粒子材料製造装置開発の経緯や状況について報告しました。
(写真左)(株)菅製作所 菅社長(写真右)研究開発部 ものづくり技術支援グループ 研究主任 高橋志郎
(写真)試食、展示品ブースの様子

平成25年度事業計画から

北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、函館地域産業化支援などの事業を行っています。
今回は、平成25年度実施予定の事業計画の中から研究開発事業、函館地域産業化支援事業及び研修事業のテーマをご紹介します。
研究開発事業
分  野
研究開発テーマ
研究の概要
実施年度
ものづくり
食料品製造業における工学的インプルーブを適応した自動化に関する調査研究
少量多品種生産が多く生産効率を考慮した包括的機器等の検討がされていないという食品製造業の生産性向上に関する問題点を、工学的側面から解決するために、主に水産食料品製造業を対象として、生産品に関連する製造工程を中心に、工学的インプルーブを適応した工程の自動化実現に向けた検討を行う。
H2325
水環境における光応用技術の産業利用に関する研究
光応用技術を水中でも利用可能とするため、産業の現場で想定される様々な外乱要因を検討し、水中環境特有の固定方法や電源確保、伝送仕様等、多くの要求項目を満たした計測制御に利用可能なモジュールを試作し、水環境下での光応用技術の産業利用について検討する。
H2527
機能性加工工具材料の開発
既存の超硬工具が抱える問題点の解決を目的に、これまでに開発を行ってきた機能性耐摩耗工具材料を発展させた刃物材料の設計・開発を行う。材料製造プロセスには、これまで培ってきた粉末冶金に関する技術を更に発展させて適用し、最終的には実際の加工工具の開発・製造を行う。
H2426
応用技術
バイオマスを利用した高分子材料の開発
バイオマスからバイオエタノールへの変換などのアルコール製造の研究が広く行われているが、エネルギー収支的にはより高付加価値な変換が必要となる。そこで、道南圏のバイオマスについて調査し、バイオマスの変換技術を確立し、バイオマスの高分子化技術を開発する。
H2325
真空技術による半導体薄膜の低温成膜プロセスに関する研究
機能性半導体材料として硫化亜鉛系、酸化亜鉛系材料を選び、工業的に重要な成膜法であるスパッタ法を用いて成膜を試みる。成膜した試料の構造解析や電気的・光学的特性測定結果から、薄膜や成膜プロセスを評価し、低温成膜への応用の可能性について検討する。
H2426
食品加工プロセスにおける品質評価手法に関する研究
海藻などを添加素材として用いた新規食品の開発では、添加素材の加工特性の把握が重要である。そこで、麺・菓子・パン類など、その応用範囲が広い小麦粉素材に海藻類が添加された新規商品を想定し、それらの加工特性・製品特性などを水分種状態を指標として検討し、評価手法の構築を目指す。
H2325
食産業
食品の微生物制御に関する研究開発
食品の微生物制御技術は抗菌性物質、水分活性コントロール等、様々あるが、単独で適用した場合の効果は概ね低い。そこで、ハードルテクノロジー理論に基づいて、食品の各種の微生物制御技術の複合化を行い、特にready-to-eat食品の微生物制御効果の向上を図る。
H2325
地域農水産資源の機能性探索に関する研究
地域に特徴的な農水産資源(食品素材、加工品・加工副産物、未利用資源等)を調査し、機能性研究による高付加価値化が見込まれる候補素材を選定する。候補素材を対象としてin vitroの各種生理機能性評価を行うことにより新たな機能性の探索を行い、機能性に特徴を持った食品の開発を目指す。
H2325
地域伝統食品の品質向上に関する研究開発
イカ・昆布など、素材の異なる地域伝統食品について、それぞれに適した迅速な微生物学的品質評価法を開発するため、DNA抽出などの試料調製法について検討する。また、従来の加工方法について、原料比や熟成の期間・温度などと微生物学的品質との関連についてDNA分析法を用いて調べる。
H2325
地域消費型農水産資源の利用に関する研究開発
地域における多様な水産資源の漁獲流通状況を整理し、栄養成分や保存特性の特徴を把握すると共に、地域差や季節変動の情報を得、その特性を活かした利活用法を探る。
H2426
地域産業化支援事業
分 野
研究開発テーマ
研究の概要
実施年度
食産業
北海道の香草の加工利用に関する研究開発
香草の香気発揚のための前処理条件を萎凋や発酵などの茶の製造工程を参考に検討するとともに、蒸熱や乾燥処理による不快臭(草の青臭さ)除去に関する検討も行う。これらの検討を踏まえ、最もシンプルな加工食品としてお茶の試作例示や、スイーツ等への適用を検討する。
H2526
ものづくり
応用技術
低温焼結技術の最適化による金属ナノ粒子ペーストの産業化支援研究
地元企業から提供を受けた金属ナノ粒子ペーストを用い配線プリント試験を行い、その特性について評価する。配線基板には、ガラスエポキシやカプトンフィルムを用い、これらの基板に熱的損傷を与えず、金属ナノ粒子の酸化、ペースト溶媒残留のない、低温焼結条件について検討する。
H2526
研修事業
区 分
分 野
テーマ
定員
実施時期
一般
短期
共通
研究成果発表会
129
5月30
食産業
1回食産業技術研修会
30
9月
ものづくり
搬送・伝動ベルトの選定とメンテナンス
20
626
応用技術
現場に役立つ簡易型環境分析
15
10
食産業
2回食産業技術研修会
40
2
実 技
応用技術
フーリエ変換赤外分光光度計による材料分析
5
2月
個 別
共通
5分野 × 10回
随時

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