HITECニュース

2020年度北海道立工業技術センター研究成果発表会について

当センターでは、研究成果の普及を図るため、例年5月に研究成果発表会を開催しておりますが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮し、開催しないことといたしました。
参加をご検討いただいていた皆様には、大変申し訳ございませんが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

発表を予定していた成果につきましては、北海道立工業技術センターホームページで公表しています。

【要旨目次】

1 道南産アカモクの高付加価値利用に関する研究
2 道南産マコンブのブランド強化のためのDNA分析技術の開発
3 チーズのブランド化を目的とした北海道産乳酸菌スターターの開発
4 改めて考える地域資源としてのマルメロ
5 小規模事業者における生産管理の情報化に向けた取り組み
6 無機ELシートの特性と応用技術開発
7 燃料電池車用触媒製造装置の開発
8 食品用液体凍結装置の小型化に向けた撹拌評価の検討

 

■■■詳しくはこちらから■■■■■■

 

2019年度北海道立工業技術センター研究成果発表会開催

日 時:2019年5月23日(木)13:30~17:00
場 所:フォーポイントバイシェラトン函館
参加者:146名

 

5月23日(木)にフォーポイントバイシェラトン函館において工業技術センター研究成果発表会を開催しました。三浦センター長の開会挨拶に続き、企業や大学との共同研究などの成果8題を発表しました。発表会では、同時にコンブ調理品、レトルト焼きホッケ、秋サケ刺身の試食品、呼吸トレーニングマスクの紹介、食品用の冷凍技術に特化した新しいブライン凍結装置の紹介や(地独)北海道立総合研究機構 食品加工研究センターの「うま味強化チーズ製造のための独自乳酸菌の探索・選抜」に関するポスターの展示を行いました。来場の皆様からは多くの質問や貴重な意見が寄せられ、今後の研究開発に生かされることが期待されます。引き続き開催した交流会にも、多数の皆様にご参加いただき、活発な情報交換が行われるなど、研究成果発表会は盛会裏に終了しました。

 

*****研究成果発表会プログラム*****

1.道産カボチャ冬季安定供給のための貯蔵実証の取り組み
鳥海 滋(食産業技術支援グループ) 大久保彰之(一般財団法人北海道食品開発流通地興)
市場から国内産カボチャが品薄になる冬季に、道産カボチャを流通させるための貯蔵実証実験を行いました。その戦略や、貯蔵中のカボチャの成分分析結果など、厚沢部町カボチャ生産者・流通業者らと連携した取り組みを紹介しました。

 

2.春採り真昆布の健康機能性に関する研究開発
木下康宣(食産業技術支援グループ)
近年、食を通した健康増進への関心が高まりをみせています。本発表では、道南産真昆布について、最近明らかになった健康機能性に係る知見及び、北海道庁が創設した健康志向ブランド「ヘルシーDo」の認定商品開発に効果的な利用加工技術を紹介しました。

 

3.「痩せウニ」の付加価値向上を目的とした人工餌料の開発の取り組み
清水健志(食産業技術支援グループ) 今村聖祐(株式会社北清)
近年、道南地域の海域では、天然海藻の減少に伴い身入りの悪い「痩せウニ」が増えています。そこで本研究では、短期蓄養による「痩せウニ」の身入り改善を目的とした人工餌料の開発に取り組んだので紹介しました。

 

4. スラリーアイスの冷却効果を利用した冷凍刺身商材の開発
吉岡武也(食産業技術支援グループ) 稲田孝明(産業技術総合研究所)
急冷効果を持つスラリーアイスを予備冷却に応用して、地域の漁業者、出荷業者が連携して高品質なシロザケ冷凍刺身商材を開発しました。技術の普及を目的とした様々な条件での魚体冷却効果の伝熱シミュレーションを行いました。

 

 

5.食品用ブライン凍結装置の実用化にむけた取り組み
小林孝紀(応用技術支援グループ)
開発した食品用ブライン凍結装置の実用化に向けて、食品の冷却プロセスの検証による評価を行い、ブライン冷却条件を最適化しました。本発表では、実施した取り組みについて報告しました。

 

 

6.AI会話アプリを活用した町内活性化サポートシステムの研究開発
松本陽斗(ものづくり技術支援グループ) 前多良則(株式会社コムテック2000)
少子高齢化が進む現代社会では高齢者向けIoTサービスの需要が高まっていますが、多くの課題があります。その課題解決に向けて、AI会話アプリを用いた町内声掛けサポートシステムの開発及び検証を実施しました。本発表では、その内容について報告しました。

 

 

7.水素吸蔵合金アクチュエータを用いたビニルハウス側面開閉装置の開発
松村一弘(ものづくり技術支援グループ) 吉田 晋(東光電機工業株式会社)
ビニルハウスでは側面・褄面・天面などに設置した換気窓を開閉して温度調節を行いました。ハウス内の温度変化をエネルギーとして、側面窓を無電源で自動開閉する水素吸蔵合金アクチュエータを用いた装置の開発について報告しました。

 

 

8.地域資源を活用した戦略的研究開発 ~地域資源の見方・活用の考え方~
下野 功(応用技術支援グループ)
近年、多くの市町村では、地域資源を活用した新製品の開発及び新産業の創出を産業振興の基軸として取り組み、当センターでも事業の重点項目としてこれを支援しています。本発表では、軽石とホタテ貝殻を事例に、地域資源の見方・活用の考え方について考察しました。

 

(写真)研究成果発表の様子

 

(写真)試食・展示等の様子

平成30年度北海道立工業技術センター研究成果発表会開催

日 時:平成30年5月17日(木)13:30~17:00

場 所:フォーポイントバイシェラトン函館

参加者:167名

 

5月17日(木)フォーポイントバイシェラトン函館において工業技術センター研究成果発表会を開催しました。三浦センター長の開会挨拶に続き、企業や大学との共同研究などの成果8題を発表しました。発表会では、同時に「昆布たっぷりのだし粉」を使った試食品、春採り真昆布スティック、こんぶの酢の物の試食や定置網漁向けアザラシ用忌避装置(レプリカ)、昆布毛取り機の展示や(地独)北海道立総合研究機構 食品加工研究センターの「ホタテ外套膜を原料としたスナック及び調味料の開発」に関するポスターの展示を行いました。来場の皆様からは多くの質問や貴重な意見が寄せられ、今後の研究開発に生かされることが期待されます。引き続き開催した交流会にも、多数の皆様にご参加いただき、活発な情報交換が行われるなど、研究成果発表会は盛会裏に終了しました。

 

*****研究成果発表会プログラム*****

1.ゼニガタアザラシの忌避装置に関する実験的検証

村田政隆(ものづくり技術支援グループ)、井筒慶汰(株式会社仁光電機)

一昨年度、希少種であるゼニガタアザラシによる定置網漁の食害低減を図るには、超音波が有効であるとの検証結果を報告した。今年度は、忌避技術の装置化および実際の定置網で実施した忌避効果の検証結果等について進捗報告した。

 

2.マスク型ワイヤレス呼吸リハビリ・トレーニングシステムの要素技術開発

松本陽斗(ものづくり技術支援グループ)

呼吸機能改善や運動能力向上等には呼吸法のトレーニングが有効であり、その指標となる呼吸量を簡便に測定できる機器が求められている。本発表では、呼吸トレーニングマスク “ReBNA”用ワイヤレス呼吸量センサの各種技術開発及び検証内容について報告した。

 

3. 函館真昆布の美味しさを活かした「だし関連製品」の開発と商品化の取り組み

小西靖之(応用技術支援グループ)

函館真昆布を活用した製品開発を行い、「だしパック」や「だし醤油の素」、「だしオイル」など技術開発・技術公開を行い製品化に取り組んだ。またロゴマークの制作、研究会の設立、展示会等での販売促進なども行った。これらの取り組みの概要を紹介した。

 

4.プラズマ灯を用いた低消費電力型イカ釣り漁灯の開発

高橋志郎(応用技術支援グループ)、柏谷和仁(株式会社仁光電機)

高輝度で高演色性、発光部のサイズが極めて小さく、配光制御が容易であるプラズマ灯を用いて、一次産業用途を目的とした灯具の開発を行った。本発表では、函館の主力漁業であるイカ釣り用の漁灯開発について、当センターの取り組みを中心に紹介した。

 

5.北海道駒ヶ岳の軽石を活用した魚の塩干加工品「軽石干し」の開発と商品化

~鹿部町の資源で新たな特産品を目指して~

清水健志(食産業技術支援グループ)、鈴木昌志(鹿部町製品開発研究会)

北海道駒ヶ岳の麓に位置する鹿部町には、過去の火山噴火で堆積した吸水性の高い軽石が豊富に存在する。本発表では、この軽石を活用した塩干加工品「軽石干し」の開発と商品化について、鹿部町製品開発研究会と取り組みを紹介した。

 

6.海藻が有する新たな食品科学的機能の探索

~コンブの粘りが味の持続性に及ぼす影響~

木下康宣(食産業技術支援グループ)

コンブはこれまで、芳醇な旨味を有するが故に「美味しさ」を最大の価値とする利用がなされてきた。しかし、今後は新たな特性を探り、「健康に寄与する美味しさ」へと変換を図ることも重要である。本発表では、最近の研究で分かってきた呈味性保持機能を紹介した。

 

7.ダッタンソバ道産品種「満天きらり」の食品加工におけるルチン・ケルセチン含量調節法の

開発とその食品機能性

大坪雅史(食産業技術支援グループ)

ダッタンソバ道産品種「満天きらり」は、苦みが少なくルチン分解酵素活性が低いためルチンを豊富に含む食品を製造できることを特長とする。我々は、演題の調節法を開発し、ルチン・ケルセチンの各々の食品機能性を標的とする食品加工の可能性を見出した。

 

8.スラリーアイスを用いた北海道産鮮魚の高鮮度流通

吉岡武也(食産業技術支援グループ)

スラリーアイスは魚を急速に冷却するほかに、鮮度保持に有効なスーパーチリング温度帯を安定して維持する機能もある。スラリーアイスを利用して、北海道産の鮮魚を高鮮度で海外などに輸送する取り組みを紹介した。

(写真左)研究成果発表会の様子

(写真右)鹿部町製品開発研究会 鈴木昌志氏(右)と工業技術センター研究主査 清水健志

(写真)試食・展示の様子

 

「平成21年度 北海道立工業技術センター研究成果発表会」開催

当センターの研究成果を多くの皆様にご理解頂くとともに、当センターをなお一層ご利用頂くために、7月10日、平成21年度研究成果発表会を開催しまし た。
三浦センター長の挨拶の後、「北海道立工業技術センター研究成果発表会」では、企業、大学、試験研究機関との共同研究などの成果8題を発表しました。発 表会には約80名が参加し、質問や討論が活発に行われた他、今年度は工業技術センターの見学会も行われ盛会裏のうちに終了しました。


三浦センター長の挨拶


発表風景(左)及び施設見学状況(右)

なお、発表演題と発表者は、下記のとおりです。 (○ 発表者)

1 温度測定技術と函館地域の環境対応型商品開発事例
機械電子技術科       ○村田政隆
材料技術科            高橋志郎、小林孝紀、下野功
研究開発部           田谷嘉浩
(有)鈴木自動車ボディー  ○鈴木敬介
(株)かんだ           ○神田千鶴子、神田富英

2 バイオディーゼル燃料の高品質化
材料技術科          ○小林孝紀、高橋志郎
研究開発部           田谷嘉浩
北海道立工業試験場    ○山崎幸康、上出光志、北口敏弘
(株)北海道エコシス       國田 勲、鍛冶彰男
(株)樋口              出口清司
(有)白戸電気制御        白戸孝児
みぞぐち事業(株)        溝口裕康

3 精密切削加工における工具及び被削材の微視的評価技術
材料技術科          ○高橋志郎
機械電子技術科         松村一弘
松江エンジニアリング㈱    坂井昭二、吉野順一、横田伸行
松本剛、宇都宮俊

4 イカ墨からの色素精製とその応用
研究開発部          ○田谷嘉浩
材料技術科            小林孝紀、高橋志郎
函館工業高等専門学校    上野 孝
北海道教育大学函館校    松浦俊彦
(株)道水             髙野元宏、小西英樹

5 サケトバ乾燥工程中の魚肉水分種状態に基づく最適操作設計
プロジェクト推進科      ○小西靖之
(株)ジョッキ            鶴巻明美
(株)タイヨー製作所       小笠原幸雄
寒地資源高度利用研究所   小林正義
北海道大学大学院水産科学研究院    川合祐史
北見工業大学          三浦宏一、松田弘喜
材料技術科            下野 功
プロセス技術科          菅原智明
企画事業部            宮崎俊一

6 ダッタンソバの保健効果についての研究
バイオテクノロジー科     ○鳥海 滋、大坪雅史
(有)大中山ふでむら        筆村千恵子
天使大学看護栄養学部     荒川義人、金澤康子、志賀一希

7 培養併用FISHによる迅速なサルモネラ検査法の開発
バイオテクノロジー科     ○大坪雅史、斉藤美帆、鳥海 滋
企画事業部             宮崎俊一
北海道大学大学院水産科学研究院    澤辺智雄、山崎浩司
公立はこだて未来大学      高橋信行
(株)東和電機製作所       藤原里美、澤田大剛
(株)電制               須貝保徳
日本製薬㈱             小高秀正
(財)東京顕微鏡院         伊藤 武

8 酸素濃度調節による生鮮イカの品質制御技術
食品技術科            ○木下康宣、野上智代
研究開発部              吉岡武也