機器・設備の利用

主な機器・設備【ものづくり技術支援グループ】

【JKA(競輪)補助事業】導入機器流速測定装置

空気や水の流れの速度を測定できます。

空気や水を流体といいますが、冷凍機、乾燥機、ポンプ、送排風機などの産業機械には、流体を使用するものがたくさんあります。また、自動車、飛行機、船舶などでは、流体から受ける空気抵抗などの影響について詳細に検討されています。

流速は流体の流れる速さのことですが、流速を測定することで空気・水の流量や流れによる力がわかるので、いろいろな分野で利用されています。身近なところでは、空調機の吹出口や吸込口の風速測定による室内空調状態の確認への応用や配管のバルブ前後での流量測定によるバルブの制御性や不具合の確認などにも応用されています。このように機械や器具などの信頼性の確認には非常に有効な装置です。

流速測定装置写真
流速測定装置

当センターの流速測定装置は、レーザー式流速計(測定範囲-70~+70m/s)と熱線式流速計(測定範囲空気:0~200m/s、水:0~10m/s)の2つの流速計で構成されています。レーザー式流速計は、パソコンで測定条件が設定でき、ユーザーによる校正も不要で、他方式の流速計と比べて信頼性も高いこともあり、当センターの研究テーマ「水中速度センサの開発(平成11~13年度)」でも活躍しました。また、熱線式流速計は、二次元で測定できます。

機械や製造設備の不具合などの原因解明に、本装置が役立つ場合も多いことと思います。流体の動きが気になるときには、ぜひ、お気軽にご相談ください。

本装置は、[JKA(競輪)補助事業]により平成6年度に導入されました。
【JKA補助事業】導入機器一覧

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北海道立工業技術センター ものづくり技術支援グループ
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