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平成26年度「北海道新技術・新製品開発賞」食品部門優秀賞受賞

 当センターが、技術支援を行った有限会社福田農園(七飯町)の王様しいたけ(王様しいたけ乾燥品)が平成26年度北海道新技術・新製品開発賞(主催 北海道)の食品部門 優秀賞 を受賞しました。 

(以下北海道ホームページより抜粋)

本賞は、本道工業の技術開発を促進し、新産業の創出や既存産業の高度化を図るため、道内中小企業等が開発した優れた新技術や新製品を表彰するものです。

【新技術・新製品の概要、特徴】

 ・本品は、既にブランド椎茸となっている。「王様しいたけ」を百貨店バイヤーやレストランシェフの要望などにより、乾燥化した製品。

 ・乾燥にあたっては、これまで確立されている原木しいたけを原料とした乾燥技術を用いず、菌床しいたけである「王様しいたけ」のために、従来とは全く異なる温度操作による、乾燥技術を開発。

 ・この結果、キノコの王様と言われる「どんこ」と比較しても、旨みがあり、渋み・雑味等が少ない食べやすい乾燥しいたけの製造に成功

            (写真)干しの王様しいたけ(王様しいたけ乾燥品)

(写真左)平成26年10月9日(木)北海道庁で行われた表彰式の様子  山谷北海道副知事から賞状を授与される(有)   福田農園会長福田昭利氏

(写真右)工業技術センター小西主査(左)(有)福田農園福田昭利会長(中央)函館地域産業振興財団猪飼専務理事(右)

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【工業技術センター研究開発部 応用技術支援グループ主査 小西靖之コメント】

 本新製品は、道産菌床しいたけでその品質がブランド化されている「王様しいたけ」の品質を生かしながら、原木しいたけ乾燥品との差別化を行うために、従来とは全く異なる考えでの乾燥工程を設計開発し、製品化しています。この製品化技術には、北海道総合研究機構食品加工研究センター、北海道大学水産学部、北海道立工業技術センターなどの産学官連携による研究開発のノウハウが生かされています。開発製品である「干しの王様しいたけ(王様しいたけ乾燥品)」は、和食だけではなく洋食やスィーツなどの食素材として用いることができる北海道発の新しいタイプの乾燥しいたけであり、今後、全国的な展開が期待される商品です。