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海外出張報告 〜IBIC2010での成果公表及び関連技術調査〜
研究開発部 プロジェクト推進科 科長 小西靖之
都市エリア事業及び知的クラスター創成事業にて明らかにした畜肉をモデルに、食品内部水分を指標とした食品品質設計技術の成果を報告し、同じ取組みをしている研究者からの意見を求めるとともに今後の研究開発に関連する情報収集を目的に、食品工学分野の国際会議Industrial Biotechnology International Conference (IBIC2010)に参加しました。
国際会議IBIC2010は、イタリア化学工学会AIDICの主催で5/11〜5/14のイタリアのPadua大学で行われました。AIDIC関連の国際会議は、2003年及び2009年のInternational Conference on Chemical and Process Engineering以来3回目の参加であり、「Process engineering and innovative downstream processing」セッションの座長(Chair parson)も務め、国際会議運営協力者(Participants)として登録されています。
今回は、食品中の水分状態とNMR解析で得られたパラメータを併用することにより、今まで明らかにすることが難しかった乾燥製品の品質や特性の明確化についての新たな手法に関するもので、評価素材畜肉ジャーキーについての研究結果を「Challenge to the Food Engineering Due to a Hybrid Method of Chemical Engineering-Proton NMR Technique(-Meat Jerky Design by the Scientific Parameters-)」のタイトルで報告しました。関連分野の研究者からはNMR解析と水分状態解析のそれぞれの解析方法や複合解析に関する多くの問い合わせがあり、有意義な意見交換と今後の参考情報を得ることができました。
(写真左)ポスター発表をした小西科長 (写真右)シンポジウム会場 Padua大学