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北海道教育大学付属函館中学校 スクールエコニュースで優秀賞受賞
北海道教育大学付属函館中学校2年生3名が、環境問題などをテーマにした新聞製作に取り組み、令和元年度(2019年度)の「スクールエコニュース(函館市主催)で優秀賞を受賞されました。生徒さんは、当センターを見学し食品の乾燥技術について説明を受け、その後乾燥試験を実施し、新聞にまとめ、こうした成果が今回の受賞へと繋がりました。
【作品名】 科学技術が環境を守る!
【概 要】 乾燥技術により、食品乾燥時間の短縮化や乾燥食品の品質向上
スクールエコニュース(函館市ホームページより抜粋)
「スクールエコニュース」は、中学生が環境保全活動や環境問題などを題材として、自分の視点で身近なことから環境規模までを調べ、作品を制作することで環境問題に対する理解をより深めるとともに、作品の展示をとおして市民の皆さんに環境への関心をより高めてもらうことを目的に実施しており、今回で25回目となりました。
(写真)工業技術センターを見学した時の様子
(写真下段右)乾燥試験を行う北海道教育大学付属函館中学校の生徒さん
展示会に出展
次世代エネルギー総合展
~デマンドからサプライサイドの最適化を目指したエネルギーマネジメント~
日 時:令和元年1月29日(水)~31日(金)
場 所:東京ビッグサイト
主 催:省エネルギーセンター
後 援:経済産業省
本展示会は、脱炭素社会を目指したエネルギーマネジメントをテーマに開催され、3日間の来場者数は、約48,000名でした。北海道ブースに岩見沢市の東光電機工業(株)が出展され当センターも協力機関として、水素吸蔵合金アクチュエータのポスター展示を行い多くの方々にご覧頂きました。
(写真)展示会の様子
令和2年度事業計画から
北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、シーズ活用支援事業などの事業を行っています。今回は、令和2年度実施予定の事業計画の中から研究開発事業のテーマをご紹介します。
研究開発事業(高度技術開発・応用研究事業)
北海道と函館市の補助を受け実施する研究開発事業は、地域企業の技術の高度化、新製品の起業化及び地域ニーズに即応した先端技術分野における応用技術の研究開発を推進することを目的としており、研究開発期間は、3~4年を目途としています。
テーマ :地域産業のロボティクス最適化モデルに関する調査研究
分 野:ものづくり技術支援グループ
実施年度:令和2年度~令和4年度
概 要:地域の製造業におけるロボット導入の促進と生産性向上やロボット産業参入企業の技術力向上を目的とし、ロボット導入後の改善負担軽減に寄与する検討手順や指標等の最適化について、ハンドリング技術を事例にした指標等に関する調査及び実験的検証を行う。
テーマ :生産情報収集のためのIoT及び関連技術に関する調査研究
分 野:ものづくり技術支援グループ
実施年度:令和元年度~令和3年度
概 要:インダストリー4.0の提唱等により、生産情報の電子化に関する重要度が高まっている。しかし、地域の中小企業においては、コスト等の理由から、データの収集や管理を行うシステムの導入・開発を行うことが困難である場合が多い。本研究では、生産情報の標準化を目指し、データ収集項目や端末等に要するシステム要件の検討・策定を行う。
テーマ :スパッタ法による薄膜作製技術の研究
分 野:応用技術支援グループ
実施年度:平成30年度~令和2年度
概 要:卓上型スパッタ装置を用い、酸化物、窒化物等の材料について成膜条件の検討を行い、成膜条件と薄膜構造及び光学的特性との関連性を評価した後、スパッタ法の特徴を把握し、薄膜の特性向上を図ると共に、函館地域の光学部品を製造する企業へ
の応用展開について検討する。
テーマ :導電性セラミックス材料を強化材とした複合材料の開発
分 野:応用技術支援グループ
実施年度:令和元年度~令和3年度
概 要:放電加工が可能な導電性セラミックス材料を強化材とした、生体材料系金属の複合材料開発を目的とし、粉末冶金法を用いた傾斜機能材料を試作し、医療用代替材料としての特性である強度、靭性、耐摩耗性、生体内安定性を中心とした評価を行うと共に、これらの材料の加工条件について検討する。
テーマ :食関連材料の高度冷凍技術に関する研究開発
分 野:応用技術支援グループ
実施年度:令和2年度~令和4年度
概 要:地域資源である水産物の最適凍結手法の確立や水産加工品の品質保持、長期保存安定性確保による付加価値向上を目的とし、急速凍結と通常の緩慢凍結に関する凍結機構や凍結装置の現状、凍結評価方法を調査し、モデル食材での凍結及び解凍について検討するなど、総合的な評価を行う。
テーマ :地域海藻素材の高度加工技術に関する研究開発
分 野:応用技術支援グループ
実施年度:令和2年度~令和4年度
概 要:函館真昆布のだし抽出特性を向上させる保管条件や加工技術の指標構築を目的とし、工業的なだし抽出における品質ニーズや抽出条件の整理、評価のための抽出条件や評価方法の検討、長期保管昆布のだし品質変化の評価、異なる昆布種や風味加工条件の違いによる抽出だし特性変化の評価を行う。
テーマ :地域資源を活用した発酵食品の高付加価値化
分 野:食産業技術支援グループ
実施年度:令和2年度~令和3年度
概 要:国際競争力を持つ低コストで個性的なチーズ開発を目的とし、従来と異なる特長を有する新たな道南産チーズスターターの開発に向けて培養調整法を確立し、チーズを試作して熟成における風味に関する成分分析等を行い有効性を評価する。また、その結果を基に新たなチーズ商品開発を支援する。
テーマ :地域食品素材の機能性活用に向けた研究開発
分 野:食産業技術支援グループ
実施年度:令和2年度~令和4年度
概 要:地域食品企業のヘルシーDo等の認定を目指し、コンブやアカモクに含まれるフコキサンチンの抗肥満作用等を活用するため、収穫地域や時期等による含量の違いを調査し、原材料の一次加工方法の検討や、加熱、乾燥、粉砕等の基本的な加工工程による成分量の変化の研究などの基礎的な知見を集積する。
テーマ :地域資源に特異なDNA塩基配列の探索・利用技術の開発研究
分 野:食産業技術支援グループ
実施年度:令和2年度~令和4年度
概 要:当センターが開発した、函館産マコンブを海外産と識別するDNA分析技術について、地域資源であるダルスをモデルにDNAを抽出し、塩基配列の解読や他地域産との比較解析により地域資源に特異な(他とは異なる)塩基配列を探索し、産地識別等が可能なDNA分析技術の開発を検討する。
テーマ :栄養知覚情報を活用した地域食資源の利用性向上に係る研究
分 野:食産業技術支援グループ
実施年度:平成30年度~令和2年度
概 要:食品が持つ栄養機能(一次機能)、感覚機能(二次機能)、生体調節機能(三次機能)の内、一次・二次機能に係る知見集積を進め、それが利用加工の場面で受
ける影響を理解することによって、これまでに気付いていない魅力・価値を整理・提案する。