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令和6年3月号
こんなことができます
評価用試験乾燥装置 ((株)タイヨー製作所/ CRD-N3)
評価用試験乾燥装置は、食製品や工業材料などの通風乾燥を様々な乾燥温度(15~80℃)、相対湿度(5~95%)、風速(0.1~3.0m/s)で行うことができ、乾燥条件を固定で行う定値運転と所定時間ごとに変化させるプログラム制御運転ができます。乾燥工程中は、乾燥素材の重量変化や乾燥素材温度の乾燥特性と、乾燥空気の温度や相対湿度の乾燥環境測定をリアルタイムにデータロガーで計測でき、その結果もリアルタイムでグラフ表示出来ます。本装置の活用により、新たな乾燥装置開発や乾燥工程の省エネ化、高品質化の取り組みの支援を行います。
仕様
乾燥室内寸:W 530mm×D 700mm×H 1,050mm
制御範囲:①温度:15~80℃
②相対湿度:5~95%RH
③風速:0.1~3.0m/s
乾燥条件プログラム :20条件(12ステップ/条件)
データ収集機能 :乾燥温度、装置湿度、乾燥物の重量変化など
ご質問やご相談がございましたら、当センターへお気軽にご連絡ください。
【お問い合わせ】研究開発部 函館マリカルプロ推進室 小西・塩原
TEL(0138)34-2600
評価用試験乾燥装置 乾燥条件の設定画面 リアルタイム計測例
重量測定の例(長ネギ、干し芋、シイタケ)
トピックス
展示会に出展
スーパーマーケット・トレードショー2024出展
日 程:令和6年2月14日(水)~16日(金) 10:00-17:00
場 所:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
令和6年2月14日~16日に幕張メッセで開催されたスーパーマーケット・トレードショー2024北海道コーナーに、地域企業と出展しました。
(北海道コーナーの様子)
令和5年度ビジネスプラン作成スクール・ビジネスプラン発表会
日時:令和6年1月24日(水)15時~18時
場所:プレミアホテル―CABIN PRESIDENT-函館・カメリアⅠ
参加者数:57名
「ビジネスプラン作成スクール」は、平成14年度から18年度の5年間、そして平成26年度から毎年度開催し多くの卒業生を輩出してきました。今年度は8月23日から全11回、約6ヶ月間にわたり、ビジネスプラン作成スクールを開講してきました。この度、最終講座として本スクール受講生によるビジネスプラン発表会を開催しました。3グループに分かれ、それぞれのテーマによる6ヶ月間の成果を発表し、講師陣による最優秀賞のほか、ご協力いただいた学校法人野又学園函館大学様より函館大学学長賞、株式会社日本政策金融公庫函館支店様より函館支店長賞が選ばれました。受賞グループは下記のとおりです。また、受講生には修了証が渡されました。
最優秀賞
㈱Hakodate灯り舎 「函館西部地区で燈す小さな灯りが大きな灯りへと」
日本政策金融公庫 函館支店長賞
㈱アルトロ・トムビ「自分へのご褒美ギフトサブスク ~カジーの推しごと~」
函館大学学長賞
㈱Hakodate灯り舎 「函館西部地区で燈す小さな灯りが大きな灯りへと」
(会場の様子) (最優秀賞 受賞グループ)
研修会を開催しました
一般技術研修会「EMC技術セミナー」を開催しました
日 程:令和6年2月22日(木)
場 所:北海道立工業技術センター 研修室
講 師
- SGSジャパン㈱
Connectivity EMC マネージャー 渋谷 和也 氏
- ㈱東陽テクニカ EMCマイクロウェーブ計測部
iNARTE認定 EMCエンジニア 生田 純也 氏
デジタル機器や電源機器など、高速処理や比較的大きな電力を扱う電子機器類は、予想外の電磁波ノイズを発生させることがあります。そのため、世の中の製品には、「ほかの電子機器等に電磁的な迷惑をかけないように」「ほかの電子機器等から電磁的ないやがらせを受けても負けないように」といったEMC(電磁両立性)に対する取組みが必要不可欠になっています。
そこで、DX等でデジタル技術の活用が推進されるなか、ものづくりにおいて、今後ますます重要視される技術である「EMC」をテーマにセミナーを開催いたしました。
参加の皆様は、設計段階でのEMC対策設計、試験方法の基礎&設備の有効活用、EMC対策実技について、学ぶことができ、座学では参加者から実務を事例とした活発な質疑応答が行われました。EMC対策実技では、当センターの電波暗室において、講師から効率的な測定機器の扱い方等の実演があり、参加者の理解を深めることができました。
(座学・実技の様子)
一般技術研修会「食品乾燥操作の最適設計」を開催しました
日 程:令和6年3月1日(金)14時
場 所:北海道立工業技術センター 研修室
講 師:(公財)函館地域産業振興財団 研究開発部
函館マリカルプロ推進室 専門研究員 小西 靖之
食品乾燥操作は食品加工の様々な工程で利用されています。乾燥製品の品質向上や乾燥時間の短縮化などの改善には、乾燥工程で食品から水分がどのように抜けるか、水分が除去されるときに起こる変化などを理解することが重要となります。
この度、食品乾燥工程の改善を目的に、食品乾燥操作の工程改善例の紹介と、食品乾燥を様々な条件で試作・評価することを目的に導入した「評価用試験乾燥装置」の技術説明や活用方法の紹介を目的として、研修会を開催しました。
参加企業の皆様からは、整備した機器の(乾燥温度、相対湿度、風速に係る)処理条件や、それらの因子が品質にどのような影響を及ぼすのかといった、積極的な質疑があり、今後の新製品開発や品質向上に役立つ内容として、参加者の理解を深めることができました。
(研修会の様子)
お知らせ
賛助会員制度のご案内
公益財団法人函館地域産業振興財団では、事業の円滑な業務連携と道南地域や北海道の産業振興に資するために、賛助会員制度を設け会員の募集を行っております。
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JKA(競輪)補助事業導入機器のご紹介
【JKA(競輪)補助事業】により導入した試験分析機器を、地域企業や起業を目指す方に広く開放していますので、ご活用ください。
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公益財団法人函館地域産業振興財団めるまが配信中
当財団では、新事業創出による地域経済の活性化を目的として、地域企業における研究開発、技術水準の高度化、起業化、起業化推進等に対する各種資金供給や技術支援、人材育成事業などを行っています。また、管理運営している北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、産業化支援など様々な事業を行っています。
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会議室・研修室を利用しませんか
工業技術センターでは、会議室・研修室を貸出ししています。セミナー、研修会から少人数での会議、打合せなどにご利用できます。お気軽にお問い合せください。
(写真左)会議室 (写真右)研修室
使用料金:会議室1時間につき2,750円 研修室1時間につき1,750円【お問い合わせ】 研究開発部研究支援課 ℡(0138)34-2600
工業技術センターでは個別技術研修を行っています
企業などの技術的課題の多様化に対応するため、個別密着型で、かつ技術移転を重視した個別の技術研修を行っております。食品の加工・品質評価、工業材料・部品等の試作・評価、測定・試験用機器の活用方法など個々の技術ニーズに対応いたしております。
【開催日】随時
【場 所】北海道立工業技術センター
【受講料】無料
【お問い合わせ】研究開発部 ℡(0138)34-2600