Hitec newsHITEC ニュース
平成27年 9月号
こんなことができます。
粉末の粒子サイズを測定できます。
レーザー回折式粒度分布測定装置
基本使用料(最初の1時間)5,100円、2時間目以降(1時間毎)170円
レーザー回折式粒度分布測定装置は、あらゆる粉体の粒子サイズ(平均粒子径、10〜95%粒子径など)とその分布を測定することができる計測機器です。 測定できる粒子サイズの範囲は、0.1〜700μm(拡張フィルター使用時0.04〜700μm)です。これより大きな粒子サイズを含む粉末は、ふるいを用いて大きな粒子を取り除くことで対応も可能です。(ふるいに残った大きな粒子のデータを合わせて計算することも可能です。) また、乾式測定、湿式測定の選択が可能です。湿式測定のほうがより精密に測定できます。さらに、乳濁液や懸濁液などの測定も可能です。本機器に関するご質問やご相談、金属やセラミックス、土石、プラスチック、食品の粉末、粉末以外にも各種粉砕などに関するご質問やご相談がございましたら、当センターへお気軽にご連絡ください。
【お問い合わせ】 研究開発部応用技術支援グループ 高橋 ℡(0138)34-2600
(写真)レーザー回析式粒度分布測定装置
トピックス(H2709)
展示会に出展
北洋銀行ものづくりテクノフェア2015 ~道内最大級のものづくり企業展示・商談会~
日 時:平成27年7月23日(木)10:00~17:00
場 所:アクセスサッポロ
優れた技術や製品を有する中小企業、大学、支援機関等が一堂に会し、販路拡大や企業間連携の促進、情報交換や技術交流を通じて、北海道のものづくり産業の振興を図ることを目的に開催されました。9回目となる今回は、道内外から過去最大となる209の企業、団体が出展し、来場者数4,400名となりました。当財団もホタテ貝殻を原料にした研究など工業技術センターの取組みなどを展示、紹介しました。
(写真)公益財団法人函館地域産業振興財団ブースの様子
第17回「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」
日 時:平成27年8月19日(水)~平成27年8月21日(金)
場 所:東京国際展示場 東京ビッグサイト
ジャパン・インターナショナル・シーフードショーは、健康でバランスのとれた日本型食生活の源である魚介類、水産製品、関連商材が一堂に会し、「魚食」を通じた情報交流の場、ビジネスチャンスの場です。当財団は、アイルランドなどで古くより親しまれてきた海藻ダルス、その優れた栄養や加工特性を中心にご紹介しました。多くの方々に興味を持って頂き、今後のダルスの研究成果を国内外に向けて発信する必要性を強く感じました。
(写真)公益財団法人函館地域産業振興財団ブースの様子
わくわくサイエンスツアー ~実験と工場見学~
日 時:平成27年7月28日(火)10:00~15:30
場 所:北海道立工業技術センター 会議室
講 師:立命館宇治中学校・高等学校 教諭 渡辺儀輝氏
参加者:37名(16組の親子)
科学する心の育成やものづくり意識の啓発を図るため、小学校3年生から6年生の親子を対象に、「科学実験講座」と「ものづくり企業見学会」を開催しました。科学実験講座では、タンパク質の性質を探ってみよう。ソーセージの皮はなぜパリパリしているの?等をテーマに実験を行いました。午後からは函館カール・レイモン株式会社本社工場を見学しました。
(写真左)科学実験の様子(写真右)函館カール・レイモン株式会社本社工場の見学の様子
(写真)参加者全員で記念写真
研修会開催
「健康食品の市場動向と食品の新たな機能性表示制度」
日 時:平成27年6月25日(木)15:00~17:00
場 所:北海道立工業技術センター 会議室
講 師:UBMメディア株式会社 月刊誌「食品と開発」取締役編集長 宮川早苗氏
参加者:33名
日本の健康食品市場は2012年まで、米国に次ぐ世界第2位の規模を誇ってきましたが、このところ成長率は鈍化しています。日本市場はサプリメントが食品として法的に位置づけられておらず、機能性情報の規制が厳しかったことが成長鈍化の一因とされています。このような中で、日本の機能性食品制度が、今年の春からスタートしました。そこで、UBMメディア株式会社月刊誌「食品と開発」取締役編集長 宮川早苗氏をお招きして「健康食品の市場動向と食品の新たな機能性表示制度」と題して健康食品市場を取りまく環境変化と市場動向、機能性表示食品に関わる届け出に関するガイドライン、機能性表示が期待される素材などについてご紹介頂きました。
(写真左)UBMメディア(株)取締役編集長 宮川早苗氏 (写真右)研修会の様子
「ものづくり技術研修会 研究開発の最前線と今後の展望」
テーマ1:二次電池 ~原理及び基本構造から次世代二次電池まで~
テーマ2:3D造形技術 ~積層造形型の金属加工技術について~
日 時:平成27年7月9日(木)14:30~17:00
場 所:北海道立工業技術センター 会議室
講 師:国立研究開発法人産業技術総合研究所
エレクトロニクス・製造領域先進コーティング技術研究センター 木嶋倫人氏
国立研究開発法人産業技術総合研究所
エレクトロニクス・製造領域製造技術研究部門 中野 禅氏
参加者:27名
平成27年度ものづくり研修会は、「二次電池」及び「3D造形技術」をテーマに取り上げ、国立研究開発法人産業技術総合研究所から各テーマの専門家を講師としてお招きして下記の内容で実施しました。受講者は、講師の話に熱心に耳を傾け、質疑応答では多くの質問が寄せられ大変有意義な研修会でした。
1.二次電池(国立研究開発法人産業技術総合研究所 木嶋倫人氏)
鉛蓄電池からリチウムイオン電池に至るまでの二次電池の開発の歴史を振り返りながら、その原理と基本構造および構成部材について解説して頂きました。構成部材の中では、特に電極材料を中心に解説して頂き、現在、研究が進められている全固体二次電池、ナトリウムイオン二次電池等の次世代二次電池についても紹介して頂きました。
2.3D造形技術(国立研究開発法人産業技術総合研究所 中野 禅氏)
積層造形型の金属加工技術について特徴と量産技術を目指した展開について紹介して頂きました。立体の造形において既存技術では何が出来て何が出来ないのか、積層造形では何がで出来て何が出来ないのか、利点と欠点等について解説し、求められている技術課題や現状を理解した上で、その量産化への検討について解説して頂きました。
(写真左)「二次電池」研修会の様子(写真右)「3D造形技術研修会の様子
お知らせ
工業技術センター見学の申し込みを随時受け付けしております。
(写真)北海道立工業技術センター展示ホール
※共同研究・技術相談成果品・がごめ関連商品等多数展示しております。
【お問い合わせ】公益財団法人函館地域産業振興財団 総務企画部研究支援課 ℡(0138)34-2600
6月から8月迄は、下記の方々がセンターを見学にいらっしゃいました。
・北海道大学水産科学研究院及びシンガポール国立大学 教員、学生 計22名
・高校生インターンシップ研修生 引率者 高校生 計3名
・北海道函館工業高等学校工業化学科 教員、生徒 計42名
・呉市議会議員(市民フォーラム)議員他 計4名
・美唄新産業創造研究会 会員他 計11名
・国立釜慶大学校SMART海洋水産融合未来人力育成事業サマーコース
教員、学生 計35名
・ものづくり広域連携フェアin函館 参加者他 計15名
・秋田県総合食品研究センター 1名
・JICA「水産資源の持続的利用とバリューチェーン開発コース」教員、研修員、通訳 計17名
(写真)北海道大学水産科学研究院及びシンガポール国立大学の見学の様子
(写真左)工業技術センターの概要説明を聴く函館工業高等学校の生徒さん
(写真右)造形試作室で説明を聴く函館工業高等学校の生徒さん
公益財団法人函館地域産業振興財団めるまが配信中
当財団では、新事業創出による地域経済の活性化を目的として、地域企業における研究開発、技術水準の高度化、起業化、起業化推進等に対する各種資金供給や技術支援、人材育成事業などを行っています。また、管理運営している北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、産業化支援など様々な事業を行っています。
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工業技術センターでは個別技術研修を行っています。
企業などの技術的課題の多様化に対応するため、個別密着型で、かつ、技術移転を重視した個別技術研修を行っております。食品の加工・品質評価、工業材料・部品等の試作・評価、測定・試験用機器の活用方法など個別の技術ニーズに対応しております。
【開催日】随時
【場 所】北海道立工業技術センター
【受講料】無料
【お問い合わせ】公益財団法人函館地域産業振興財団 工業技術センター研究開発部
℡(0138)34-2600
JKA(競輪)補助事業導入機器のご紹介
【JKA(競輪)補助事業】により導入した試験分析機器を、地域企業や起業を目指す方に広く開放していますので、ご活用ください。
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