Hitec newsHITEC ニュース
平成27年 3月号
こんなことができます
電子回路基板等において、電気信号の変化を観測することができます。
高分解能オシロスコープ(キーサイト・テクノロジー合同会社 DSOS204A)
オシロスコープは、電子回路において時間の経過に対する電圧の変化をリアルタイムで画像化し、目では見えない電気信号の変化を観測します。高分解能仕様は、測定電圧の分解能が高く、従来ではノイズに埋もれていた信号を観測することが可能となり、作業効率や信頼性を向上させることができる電気・電子分野の基本測定器です。なお、本装置は平成26年度JKA補助金で設置されました。
仕様
●帯域:2GHz ●チャンネル数:4
●ADCビット数:10 ●最大標準メモリ容量:100Mpoint(2ch時)
●最高サンプリング速度:20 Gs/sec
●その他:
ジッタ解析(E2681B-1FP),パワー測定(U1882B-1FP),電流測定(N2783Bなど)
※ご興味のある方は、研究開発部ものづくり技術支援グループ 村田までご連絡ください。
℡ (0138)34-2600
(写真)高分解能オシロスコープ
トピックス(H2703)
平成26年度ビジネスプラン作成スクール発表会
日 時:平成27年2月4日(水)15:00~18:00
場 所:ロワジールホテル函館
参加者:77名
「ビジネスプラン作成スクール」は、平成14年度から18年度の5年間開催し、延べ164名の受講者を輩出し、卒業生のなかには既に起業し活動されている方も多数おります。今年度は、8年ぶりに函館市と共催で平成26年8月27日から全11回、約6か月間にわたり、ビジネスプラン作成スクールを開校してきました。この度、最終講座として本スクール受講生によるビジネスプランの発表会を開催しました。受講生は5グループに分かれ、それぞれのテーマによる6か月間の成果を発表しました。地域の特徴を活かした独創的な発表が多数あり、講師陣より最優秀賞、優秀賞が選ばれ、受講生には修了証が渡されました。
(写真左)ビジネスプラン作成スクール校長 西崎康博氏(写真右)ビジネスプランを発表する受講生
地域イノベーションシンポジウム ~「津軽海峡広域圏」の目指すべき姿は何か~
日 時:平成27年3月23日(月)<シンポジウム>13:30~17:30
場 所:ロワジールホテル函館
参加者:93名
平成26年11月から独立行政法人科学技術振興機構の「我が国の未来を拓く地域の実現に関する調査研究」が各地でスタートしました。函館では北海道大学大学院水産科学研究院による『津軽海峡広域圏』としての発展を視野に入れたブルーイノベーションによる国際産業創成拠点の実現というテーマで実施されている他、帯広、弘前と北海道、青森の3つの地域で調査研究が行われてました。本シンポジウムではこれら各地域の関係者をお招きして、調査研究結果を発表して頂き、我が国の未来を拓くために地域として「何を目指して何をすべきなのか」を討論して頂きました。
*****地域イノベーションシンポジウムプログラム*****
テーマ ~「津軽海峡広域圏」の目指すべき姿は何か~
開会挨拶 (公財)函館地域産業振興財団 副理事長 三浦汀介
基調講演 地域科学技術施策の現状と今後の方向性について
文部科学省 科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課
地域支援企画官 神田忠雄氏
JST産学連携事業について
(独)科学技術振興機構 執行役(産学連携事業担当)齊藤仁志氏
函館地域「『津軽海峡広域圏』としての発展を視野に入れたブルー・イノベーションによる国際産業創成拠点の実現」
北海道大学大学院水産科学研究院 教授 木村暢夫氏
弘前地域「青森県産農林水産物の高機能ブランド化(高付加価値化)による所得向上と健康増進に関する調査研究」
弘前大学食料科学研究所 准教授 福田 覚氏
帯広地域「資源環境型農業を核とした持続社会の創成
「フードバレーとかち」の実現に向けて」
帯広畜産大学 地域連携推進センター 知的財産マネージャー 嘉屋元博氏
パネルディスカッション 津軽海峡広域圏では何を目指して何をなすべきか
コーディネータ (公財)函館地域産業振興財団 副理事長 三浦汀介
コメンテータ 文部科学省 科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課
地域支援企画官 神田忠雄氏
(独)科学技術振興機構 執行役(産学連携事業担当)齊藤仁志氏
パネラー 北海道大学大学院水産科学研究院 院長 教授 安井 肇氏
弘前大学食料科学研究所 所長 教授 嵯峨直恆氏
(公財)とかち財団 事業部長 大庭 潔氏
(写真左)文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課 地域支援企画官 神田忠雄氏
(写真右)(独)科学技術振興機構 執行役(産学連携事業担当)齊藤仁志氏
(写真左)北海道大学大学院水産科学研究院 教授 木村暢夫氏
(写真右)弘前大学食料科学研究所 准教授 福田 覚氏
(写真左)帯広畜産大学 地域連携推進センター 知的財産マネージャー 嘉屋元博氏
(写真右)パネルディスカッションの様子
函館市立深堀中学校 スクールエコニュースで最優秀賞受賞
深堀中学校理科クラブの1年生6名が、環境問題などをテーマにした新聞製作に取り組み、本年度の「スクールエコニュース(函館市主催)」で2件の最優秀賞を受賞されました。同校では、環境教育を推進する学習が行われており、その一環として、昨年の夏休みに工業技術センターを見学し、当センターで取り組んでいる環境問題に係わる研究テーマについて学ばれました。その後、生徒の皆さんの力で検証実験を行い、パソコンを使って写真やグラフを取り入れた新聞にまとめ、こうした取り組みが今回の受賞へと繋がりました。生徒の皆さんは、「実験を通して、科学の凄さを改めて実感した。これからも(人々の暮らしに役立つ)科学の発展と同時に、地球環境を守る科学も発展して欲しい。」と感じたようです。
【作品名】
♦♦エコに繋がる科学 ♦♦
ホタテの貝殻を焼成し、ブラックライトを当てて蛍光に光るかを観察した!
♦♦地球環境は科学が守る♦♦
鉛を使わない新たなおもり「ワンダー」が海を守る!
(写真)最優秀賞を受賞した深堀中学校1年生のみなさん
(写真)平成26年8月6日工業技術センターを見学した時の様子
スクールエコニュース(函館市ホームページより抜粋)
「スクールエコニュース」は、中学生が自分たちの視点で、身近な事柄から地球規模の環境問題まで様々な題材を記事にし、「環境かべ新聞」として作品を多くの人に読んでもらうことで、環境への関心を高めてもらうことを目的としています。
研修会開催
経済産業省平成25年度補正予算「地域オープンイノベーション促進事業」
導入設備機器の普及・技術セミナーin函館
日 時:平成27年1月22日(木)13:30~17:00
平成27年1月27日(火)14:00~17:00
場 所:北海道立工業技術センター 会議室
参加者:31名(22日)
18名(27日)
平成25年度補正予算「地域オープンイノベーション促進事業」において、北海道内の公設試験研究機関に整備する食関連分野に係る設備について、その周知を図り、多くの企業・研究機関の広域的な活用を促進するためにセミナーを開催しました。
【1月22日】
北海道立工業技術センターに導入された「ガスクロマトグラフ質量分析装置」をご紹介し、装置を利活用した香り分析と商品開発について、第一線でご活躍される大学、公的機関の専門家の方々にご講演頂きました。
<セミナー内容>
・基調講演 「香りの分析と商品開発へのヒント」
東京農業大学生物産業学部商品香粧学科 教授 藤森 嶺氏
・講演 「ガスクロマトグラフ質量分析装置の機能と活用方法」
アジレント・テクノロジー株式会社 GC/MSスペシャリスト 佐久井徳広氏
・導入設備機器の利活用方法と計画
公益財団法人函館地域産業振興財団 研究開発部研究主任 鳥海 滋
♦♦♦ガスクロマトグラフ質量分析装置についてはこちらから♦♦♦
※ご興味のある方は、研究開発部 食産業技術支援グループ 鳥海までご連絡ください。
℡ (0138)34-2600
(写真左)東京農業大学生物産業学部食品香粧学科 教授 藤森 嶺氏
(写真右)アジレント・テクノロジー(株)GC/MSスペシャリスト 佐久井徳広氏
(写真)ガスクロマトグラフ質量分析装置の紹介
【1月27日】
地域の農水産資源の有効活用を図るには、汎用性があり保存可能な一次加工素材を開発することが重要になります。今回、北海道立工業技術センターに導入された冷風乾燥機、ウィングミル、スーパーマスコロイダーといった「一次加工処理装置」について、装置の特徴・操作法、ならびに商品開発の可能性を加工実験を通して紹介しました。
<セミナー内容>
・導入設備機器の紹介【冷風乾燥機】
株式会社クールドライマシナリー 技術部 栁川修兵氏
・導入設備機器の紹介【ウィングミル】
三庄インダストリー株式会社 システム営業部主任 山本真也氏
・導入設備機器の紹介【スーパーマスコロイダー】
増幸産業株式会社 営業部主任 金子一也氏
・導入設備機器の加工実験【冷風乾燥機・ウイングミル・スーパーマスコロイダー】
♦♦♦食品原料の一次処理装置システムについてはこちらから♦♦♦
※ご興味のある方は、研究開発部 食産業技術支援グループ 吉岡までご連絡ください。
℡ (0138)34-2600
(写真左)セミナーの様子 (写真右)冷風乾燥機の紹介
(写真左)ウィングミルの紹介 (写真右)スーパーマスコロイダーの紹介
平成26年度 JKA補助事業導入機器
「オシロスコープ」研修会
日 時:平成27年3月5日(木)13:00~16:30
場 所:北海道立工業技術センター 研修室
講 師:キーサイト・テクノロジー合同会社・電子計測本部
・アプリケーションエンジニアリング部門AE2部
アプリケーションコンサルタント 長嶺銀河氏
・第三営業統括部 EDAソリューション部
シニアアプリケーションエンジニア 佐々木広明氏
参加者:10名
工業技術センターでは、今年度のJKA補助事業によりオシロスコープを導入いたしました。そこで、キーサイト・テクノロジー合同会社(旧アジレント・テクノロジー)から長嶺銀河氏と佐々木広明氏をお招きし研修会を開催しました。前半では、導入機器1台とデモ機3台を使用しオシロスコープの基本的な操作方法と導入仕様の特徴を活かした操作に関する実技を行い、また、デモ機1台を使用したパワーアプリケーションについて実演を行いました。後半では、EMC関連技術として、オシロスコープとネットワークアナライザによる検証方法やシュミレーションに関する座学を実施しました。研修会終了後には参加者から導入仕様に関する質問など多数あり、大変有意義な研修会でした。
(写真)研修会の様子
展示会に出展
産学官連携パネル展 ~北海道バイオクラスターの取組~
開催日:平成27年1月29日(木)~1月30日(金)
場 所:北海道庁 道政広報コーナー
産学官連携パネル展は、道内3地域(札幌、十勝、函館)の産学官連携による研究開発等の取組みや道の科学技術振興施策等を来庁舎に広くアピールするために、取組み説明するパネルやその成果を活用した製品等を展示し、科学技術及びその振興施策の理解増進を図ることを目的に開催されました。 当財団は、来庁舎の方々に函館マリンバイオクラスターの成果品であるがごめ昆布関連の商品等の説明をし、試食をして頂く等PR活動をしました。
(写真左)産学官連携パネル展の様子 (写真右)函館マリンバイオクラスター展示品の様子
第49回スーパーマーケット・トレードショー2015
“創”ニッポン ~豊かな地域社会づくりのために~
開催日:平成27年2月10日(火)~2月12日(木)
場 所:東京ビッグサイト
「スーパーマーケット・トレードショー2015」は、主にスーパーマーケット等のバイヤーを対象として開催される展示会です。北海道商工会議所連合会が取りまとめた北海道コーナーに、当財団も能戸フーズ(株)、(合)カネサク大出商店、(株)竹田食品、(株)誉食品、山栄食品工業(株)の出展支援を行いました。3日間で84,614名の来場者があり、函館地域のブースにも多くの人が訪れ、各社それぞれの展示食品を試食、PRし大変盛況でした。
(写真)スーパーマーケット・トレードショーの様子
健康博覧会 ~健康長寿社会の実現へ~
開催日:平成27年3月11日(水)~3月13日(金)
場 所:東京ビッグサイト
超高齢社会を迎え、生活者の健康意識は年々強まりを見せています。健康博覧会は、生活者ニーズの伸長が著しい健康産業における年に一度の「国内最大級のビジネス商談会」です。毎年、500社を超える企業が、3日間、国内外のさまざまな業種のバイヤーと活発な商談を行い、販路拡大やプランディングで数々の成果を生み出しています。当財団も新産業集積創出基盤構築支援事業の一環として出展し、アカモクに含まれる機能性成分であるフコキサンチンの機能性を周知するとともに、アカモク粉末の加工品を展示し普及に努めました。また、12日に㈱ノース技研 布村重樹社長が「注目の機能性成分~函館の海の恵みフコキサンチン~」というテーマで出展社プレゼンテーションを行い、さらなる知名度のアップをはかりました。
(写真左)財団のブースを訪れる来場者 (写真右)出展社プレゼンテーションの様子
お知らせ
工業技術センターでは個別技術研修を行っています。
企業などの技術的課題の多様化に対応するため、個別密着型で、かつ、技術移転を重視した個別技術研修を行っております。食品の加工・品質評価、工業材料・部品等の試作・評価、測定・試験用機器の活用方法など個別の技術ニーズに対応しております。
【開催日】随時
【場 所】北海道立工業技術センター
【受講料】無料
【お問い合わせ】公益財団法人函館地域産業振興財団 工業技術センター研究開発部 ℡(0138)34-2600
公益財団法人函館地域産業振興財団めるまが配信中
当財団では、新事業創出による地域経済の活性化を目的として、地域企業における研究開発、技術水準の高度化、起業化、起業化推進等に対する各種資金供給や技術支援、人材育成事業などを行っています。また、管理運営している北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、産業化支援など様々な事業を行っています。
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