Hitec newsHITEC ニュース
平成30年 9月号
こんなことができます
材料の吸熱や発熱を評価できます。
示差走査熱量測定装置(メトラー・トレド株式会社製 DSC1)
【JKA(競輪)補助事業】導入機器
示差走査熱量測定装置は、材料を一定の温度で昇降温させて吸熱や発熱を計測する装置で融点や沸点の温度、熱量計測の他に相転移などの微少な吸発熱も正確に捉えることのできる装置です。この機器の用途は、ゴム、プラスチック材料や高分子系新素材化粧品、医薬品、健康食品などの評価に使用が可能です。また、有機物、金属、セラミックなどの熱特性評価にも活用できます。
[仕 様]
●測定温度範囲:-85~650℃
●昇降温速度:0.01~400℃/分
●温度精度:±0.2℃
●機 能 :比熱計算、純度解析
【お問い合わせ】 研究開発部応用技術支援グループ 小林 ℡ (0138) 34-2600
(写真)示差走査熱量測定装置
トピックス(H3009)
展示会に出展
北洋銀行ものづくりテクノフェア2018
食品・流通・ITほか幅広い業界関係者のニーズに応える道内随一の総合展示商談会
日 時:平成30年7月26日(木)
場 所:アクセスサッポロ
本フェアは、優れた技術や製品を有する中小企業、大学、支援機関等が販路拡大や企業間連携の促進、情報交換や技術交流を通じて、北海道のものづくり産業の振興を図る東日本最大級の商談会です。今回は、過去最多となる238の企業、団体が参加しました。当財団も、上加冷機工業(株)の食品用ブライン凍結機、(株)仁光電機の定置網漁向けアザラシ用忌避装置を展示、紹介しました。
(写真)財団ブースの様子
海の宝わくわくサイエンスツアー開催 ~海と日本PROJECT~
日 時:平成30年8月6日(月)9:30~16:30
場 所:北海道立工業技術センター会議室 日乃出食品株式会社
講 師:立命館宇治高等学校理科コース主任 渡辺 儀輝氏
共 催:北海道大学大学院水産科学研究院
参加者:16名
次代の日本を担う青少年を対象に、楽しみながら科学に接する「食品製造工場見学」と「科学実験講座」を日本財団「海と日本PROJECT」の一環で実施しました。午前中の食品製造工場見学では、日乃出食品株式会社を見学し、豆腐の歴史や製造工程について説明して頂きました。午後からは、豆乳と海洋深層水から作られた「にがり」を用いて豆腐を作る実験等を行いました。
(写真左)日の出食品株式会社での様子
(写真右)工業技術センターでの科学実験の様子
(写真)参加者全員で記念写真
研修会開催
技術研修会「においの分析と食品産業での活用」
日 時:平成30年7月11日(水)14:30~16:00
場 所:北海道立工業技術センター会議室
講 師:アルファ・モス・ジャパン株式会社 矢島 敏行氏
参加者:30名
鼻で感知される化学物質は、いわゆる「におい」と呼ばれ、好ましい場合は「香り」、不快な場合は「臭い(におい)」とされます。これらは食品産業においては重要で、「香り」はおいしさを決める要素であり、「臭い」は、まずさ、不快さやクレーム要因となり、「香り」や「臭い」は、食品の製品開発、品質保持等において重要な要素となります。そこで、アルファ・モス・ジャパン株式会社 矢島 敏行氏をお招きして「においの分析と食品産業での活用」と題して研修会を開催しました。また、昨年導入した「におい分析装置」の見学を実施しました。
《内 容》
1 においとその評価方法について(概論)
2 におい分析装置 フラッシュGCノーズHearclesⅡ装置概要
3 においの数値化とその表現方法について
4 食品分野における装置活用事例(製品開発、品質管理、クレーム対応)
5 におい分析装置フラッシュGCノーズHearclesⅡ見学
(写真左)アルファ・モス・ジャパン株式会社 矢島 敏行氏
(写真右)研修会の様子
2017年度(第56期)日本伝熱学会技術賞受賞
当センター、研究開発部食産業技術支援グループ吉岡研究主幹が鮮度保持の実証等に係わった「小型漁船搭載型の製氷機による漁獲物鮮度保持用シャーベット状海水氷の大量製造技術」が日本伝熱学会技術賞を受賞しました。
(写真)小型漁船搭載型製氷機「海氷」
【受賞件名】小型漁船搭載型の製氷機による漁活仏鮮度保持用シャーベット状海水氷の大量製造技術
【受賞者】 佐藤 厚 (株)ニッコー
輪嶋 史 (株)ニッコー
千葉繁生 (株)ニッコー
藤原隆弘 (株)ニッコー
山川健太 (株)ニッコー
稲田孝明 産業技術総合研究所
永石博志 産業技術総合研究所
吉岡武也 北海道立工業技術センター
【表彰式】 日 時:平成30年5月30日(水)16時45分~18時15分
場 所:札幌コンベンションセンター 大ホールA
(写真)日本伝熱学会技術賞を受賞した吉岡研究主幹
***以下公益社団法人日本伝熱学会ホームページより抜粋***
【公益社団法人日本伝熱学会・概要】
日本伝熱学会は、伝熱に関する学理技術の進展と知識の普及、会員相互及び国際的な交流を図ることを目的としている学術団体です。会員数は約1500名であり、機械工学、化学工学、原子力工学、冷凍空調、バイオエンジニアリング、食品工学、建築学、地球科学など幅広い学術分野にわたる科学者や技術者で構成されています。そのため本会の学術的活動は広範囲に及び、由緒ある伝統を確立する一方で、伝熱工学にかかわる海外に開かれた組織として発展してきており、国籍や人種にかかわりなく、いかなる研究者も会員になることができます。本会は、伝熱研究にかかわる研究者や技術者間の情報交換を促進するために、1961年に全国的な同学の士が集まり作られた研究組織を母体としています。会員相互の親しみのある雰囲気により長期にわたって積極的な活動を維持してきています。
・技術賞の対象は、公表された優秀な伝熱技術を開発した者とします。
お知らせ
工業技術センター見学の申し込みを随時受け付けしております。
皆様、お気軽に見学にいらしてください。
(写真)北海道立工業技術センター展示ホール
※共同研究・技術相談成果品等多数展示しております。
【お問い合わせ】公益財団法人函館地域産業振興財団 研究開発部研究支援課
℡(0138)34-2600
※6月から8月迄は、下記の方々がセンターを見学にいらっしゃいました。
・北斗市高齢者大学 北斗市浜分ふれあい大学 様
・北斗市高齢者大学 北斗市きらめき大学 様
・北海道函館工業高校工業化学科 様
・渡島総合振興局 インターシップ研修生 様
・上海海洋大学、岩手大学、北海道大学 様
・カセサート大学、フアジョン農業大学、北海道大学 様
・静岡県経済部 様
(写真左)北斗市高齢者大学の皆さん
(写真右)函館工業高等学校の生徒さん
(写真左)上海海洋大学、岩手大学、北海道大学の学生さん
(写真右)カセサート大学、フアジョン農業大学、北海道大学の学生さん
公益財団法人函館地域産業振興財団めるまが配信中
当財団では、新事業創出による地域経済の活性化を目的として、地域企業における研究開発、技術水準の高度化、起業化、起業化推進等に対する各種資金供給や技術支援、人材育成事業などを行っています。また、管理運営している北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、産業化支援など様々な事業を行っています。
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北海道知的財産戦略本部では、知的財産権についてお困りの方をサポートするため、函館、帯広、北見に相談窓口を設置しており、函館地域は、工業技術センター内にサテライトがあります。札幌の北海道知的財産情報センターとテレビ会議システムを通じて相談することができます。
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料金:無料
(写真)テレビ会議の様子
【お問い合わせ】公益財団法人函館地域産業振興財団 総務企画部総務課
℡(0138)34-2600
工業技術センターでは個別技術研修を行っています。
企業などの技術的課題の多様化に対応するため、個別密着型で、かつ技術移転を重視した個別の技術研修を行っております。食品の加工・品質評価、工業材料・部品等の試作・評価、測定・試験用機器の活用方法など個々の技術ニーズに対応いたしております。
【開催日】随時
【場 所】北海道立工業技術センター
【受講料】無料
【お問い合わせ】公益財団法人函館地域産業振興財団 工業技術センター研究開発部
℡(0138)34-2600