Hitec newsHITEC ニュース
平成22年 9月号
こんなことができます
材料や製品の強度特性を調べることができます。
精密万能試験機
基本使用料(最初の1時間)3,450円、2時間目以降(1時間毎)450円 (それぞれ税込み)
物体の強度を知るためには、製品自体の強度特性を知ることはもちろん、物体を構成する材料の強度や部品としての強度を知る必要があります。精密万能試験機は、特に温度に関して敏感なプラスチック製品などの引張強さ、引張伸び、圧縮強さ、3点/4点曲げ強さ、たわみなどを測定することができる装置です。この装置は恒温恒湿室という温度湿度を一定に保つことのできる部屋に設置されており、JIS規格や使用環境に合わせた環境で試験を行うことができます。試験ユニットには、高温・低温試験槽も取り付け可能で、-40℃〜200℃までの試験を行うこともできます。
新製品開発や部材の品質保証をお考えの際に、本装置を活用してみては如何でしょうか。
この他にも、より大きな荷重が測定可能な万能金属試験機、ロックウェル、ブリネル、ビッカース、ショアなどの各種硬さ試験機も保有しておりますので製品や材料の強度に関するご質問やご相談がございましたら、当センターの材料技術科へお気軽にご連絡ください。なお、本機器は、平成7年度日本自転車振興会 (現財団法人JKA)補助金で設置されました。
お知らせ
函館地域産業振興財団の平成22年度助成事業決定
7月22日に開催された平成22年度「研究開発助成事業」及び「起業化助成事業」の審査委員会において、次のとおり交付対象事業が決定しました。
1.研究開発助成事業(4件) | |||
企業名 | 所在地 | 助成予定額 (千円) |
研究開発テーマ名 |
(有)バイオクリエイト | 函館市豊川町 27-5 |
2,484 | 基礎化粧品に係る天然成分による安定処方の確立 |
中村物産(株) | 函館市大手町 9-13 |
1,791 | 高効率温風発生炉の開発 |
根ぼっけ | 七飯町字大中山2丁目 30-2-201 |
701 | 地域産原料を用いたバッテラ寿司の高品質化・生産省力化に関する研究開発 |
(株)メデック | 函館市鈴蘭丘町 3-133 |
3,000 | 多品種対応箱詰用ロボットのシステムの試作開発研究 |
2.起業化助成事業(1件) | |||
企業名 | 所在地 | 助成予定額 (千円) |
起業化テーマ名 |
(株)だるま食品本舗 | 函館市西桔梗町 589-216 |
5,000 | たまふくら大豆の加工特性を保持した中間素材の開発と商品開発 |
トピックス(H2209)
地産地食料理レシピコンテスト
●地元食材を使った地産地食料理●
開催日:7月17日(土) 場所:函館短期大学付設調理師専門学校
地元食材「がごめ昆布」「たまふくら大豆」「王様しいたけ」「ほっき貝」の普及を目的に、「料理レシピコンテスト」を開催し、創作料理に挑戦していただきました。応募総数45件の独創性あふれるレシピの中から、食材の活用方法、おいしさ、作りやすさ、オリジナリティ、ネーミング等が評価され、草島美咲さんの作品が最優秀賞に選ばれました。
また、「夢をかなえる北海道食材」と題してクッキングキャスター 星澤幸子氏による基調講演が行われ、豊かな人生を過ごすために「食べること」の意味を見直す必要性をお話いただきました。
受賞者は、次のとおりです。
【最優秀賞】 草島美咲 さん 王様しいたけ和風ハンバーグ
【優秀賞】 田嶋和湖 さん もちもち・たまふくら
【優秀賞】 細坪あずさ さん とうふハンバーグ
わくわくサイエンスツアー 〜実験と工場見学〜
●ワクワク実験、ドキドキ工場見学●
開催日:7月28日(水) 場所:北海道立工業技術センター
講 師:市立函館高等学校 渡辺儀輝 氏
次代の日本を担う青少年を対象に、楽しみながら科学に接する「科学実験講座」と「ものづくり企業見学会」を開催し、17組の親子38名が参加しました。「ツブツブをつくろう」「スライムをつくって有機化学の世界へ」「シャボンとナイロンの共通点」の実験を行いました。参加者は歓声をあげ、わくわく・ドキドキしながら科学のふしぎを体験しました。午後は、バスの中で塩辛の歴史などクイズ問題を楽しみながら、市内日乃出町にある有限会社マルナマ食品の工場を訪れ、塩辛、イカ刺し、イカ飯の製造工程を見学しました。
(写真左)講師 渡辺儀輝 氏 (写真右)科学実験の様子