Hitec newsHITEC ニュース
平成26年 9月号
こんなことができます。
超微粒子の粒子径測定、粒子径分布測定を行うことができます。
レーザードップラ式粒度分布測定装置
(日機装株式会社 マイクロトラック粒子径分布測定装置UPA 150)
この装置は、水などの液体に分散した粒子にレーザー光を照射し、その反射光を検知することによって粒子の粒径、粒度分布測定が測定でき、希薄濃度でも高精度で測定することが可能です。用途は、IT産業、液晶顔料、プリンター、コロイド粒子等を扱う産業分野で有機材料・高分子材料・金属材料などの主に3~6,500nmの粉体の計測に用います。なお、本装置は平成17年度文部科学省 都市エリア産学官連携促進事業費で設置されました。
【仕様】 ●測定範囲:3~6,500nm
(写真)レーザードップラ式粒度分布測定装置
トピックス(H2609)
観光資源としての「海藻」の活用促進に向けたフォーラム開催
日 時:平成26年7月2日(水)15:00~17:00
場 所:函館市国際水産・海洋総合研究センター
参加者:108名
道南の観光関連産業の経営者の方々を対象に、観光資源としての「海藻」の活用促進に向けたフォーラムと試食会を日本政策金融公庫函館支店、北洋銀行函館中央支店、公益財団法人函館地域産業振興財団の共催で開催しました。北海道大学大学院水産科学研究院長 安井 肇氏、北海道大学大学院水産科学研究院教授 宮下和夫氏、函館がごめ連合代表 布村重樹氏の三人の方々に「海藻について」講演をして頂き、秋保 榮氏監修による「海藻」活用料理の試食会を行いました。和食、洋食、スイーツ等かごめ昆布を使った料理が数多く並び参加者の皆様に幅広く活用できるがごめ昆布の美味しさを味わって頂きました。
(写真左)講演会の様子(写真右)試食会の様子
研修会開催
「ものづくり技術研修 ~3Dプリンター技術~」
日 時:平成26年7月16日(水)13:30~16:00
場 所:北海道立工業技術センター 研修室
講 師:株式会社HBA 公共システム本部営業推進部次長 渋谷 功氏
参加者:20名
3D-CADデータ等の設計値(3Dデータ)さえあれば、その場ですぐにでも立体モデルをつくり上げることができる3Dプリンターは、自動車産業などの「ものづくり分野」、「医療分野」、「宇宙開発分野」等で普及、利用されており、たいへん注目されている技術です。そこで、3Dプリンターの販売等を行っている株式会社HBA公共システム本部営業推進部次長渋谷 功氏をお招きし、印刷のしくみやビジネス活用例、また展示品を交えて研修会を行いました。 前半では、3Dプリンターの始まり、種類、印刷の仕組み、最新動向等について、後半では用途や実際の活用事例、および将来性等についての座学を行い、休憩時間には、3Dプリンターで製作したフルカラーの展示品の説明をして頂きました。質疑応答では実務的な質問も多く、大変有意義な研修会でした。
(写真左)研修会の様子(写真右)展示品
平成26年度ものづくり学習塾事業 わくわくサイエンスツアー ~実験と工場見学~開催
日 時:平成26年8月6日(水)10:00~15:00
場 所:北海道立工業技術センター 会議室
講 師:立命館宇治中学校・高等学校 渡辺儀輝氏
参加者:38名 (15組の親子)
科学する心の育成やものづくり意識の啓発を図るため、親子(小学校3~6年生)を対象に科学実験講座と工場見学を実施しました。今回は、「どうしたらおいしいイカの塩辛がつくれるのか?」をテーマに、食塩を使った浸透圧の実験や、イカの塩辛など食品の鮮度を保つために活用する真空パックの実験を行いました。午後からは、株式会社布目を訪問し、工場内を見学し、担当者から衛生管理の必要性、イカの特色等の説明をして頂き、海に関する面白い話も聞くことが出来ました。
(写真左)実験をしている子供達 (写真右)株式会社布目での見学の様子
お知らせ
「食品工場におけるロボット活用の動向」 研修会開催
国内外での産業用ロボットの発展経緯、各種の応用事例から食品関連用途について、下記の通り研修会を開催します。
ご興味のある方は、是非ご参加ください。
1.課 題 「食品工場におけるロボット活用の動向」
2.日 時 平成26年9月18日(木) 10:00~12:00
3.会 場 北海道立工業技術センター(函館市桔梗町379番地)
4.受講料 無料 定員40名
5.講 師 日本ロボット工業会ロボット技術検討部会会長 日本ロボット学会会長
三菱電機(株)FAシステム事業本部 ロボット技術統括担当部長
小平紀生氏
【お問い合わせ】研究開発部食産業技術支援グループ 青木 ℡(0138-34-2600)
公益財団法人函館地域産業振興財団の平成26年度助成事業決定
7月10日(木)に開催された平成26年度「研究開発助成事業・起業化助成事業」の審査会において、次のとおり交付対象事業が決定しました。
♦研究開発助成事業♦
1.株式会社寺島商会 代表取締役 寺島達則
「新型コンブ洗浄水切り装置の研究開発」 助成予定額 1,375,000円
2.株式会社グローバル・コミュニケーションズ 代表取締役 笹谷 隆
「介護事業者向け業務効率化システムの研究開発」 助成予定額 1,270,000円
3.株式会社アクトシステムズ 代表取締役 神村正純
「超高速スイッチングDCDCコンバータの研究開発」 助成予定額 1,905,000円
4.株式会社グリーン&ライフ・イノベーション 代表取締役 齊藤涼子
「水産海洋情報サービスの次世代化への基盤技術開発」 助成予定額 1,450,000円
♦起業化助成事業♦
1.環境創研株式会社 代表取締役 川辺雅生
「ホタテ加工残渣を用いた調味料(液体)の開発」 助成予定額 1,000,000円
2.エムブイエス・エンジニアリング株式会社 代表取締役 宮崎英樹
「冷却電極を内蔵した誘電体バリア放電型大気圧プラズマ装置の製品化」
助成予定額 1,500,000円
3.株式会社仁光電機 代表取締役 柏谷和仁
「プラズマ灯を用いた水耕栽培システムの商品化」 助成予定額 500,000円
JKA(競輪)補助事業導入機器のご紹介
【JKA(競輪)補助事業】により導入した試験分析機器を、地域企業や起業を目指す方に広く開放していますので、ご活用ください。
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工業技術センターでは個別技術研修を行っています。
企業などの技術的課題の多様化に対応するため、個別密着型で、かつ、技術移転を重視した個別技術研修を行っております。食品の加工・品質評価、工業材料・部品等の試作・評価、測定・試験用機器の活用方法など個別の技術ニーズに対応しております。
【開催日】随時
【場 所】北海道立工業技術センター
【受講料】無料
【お問い合わせ】公益財団法人函館地域産業振興財団 工業技術センター研究開発部
℡(0138)34-2600