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研修会開催
IoT入門ハンズオンセミナー
日 時:令和4年9月22日(木)14:00~17:00
場 所:工業技術センター研修室
講 師:株式会社飛雁 代表取締役 福田 和宏氏
参加者:14名
近年、話題のDXの実現には、IoTの活用が重要ですが、実際に取り組むためにはデータ収集に用いる機器やセンサー、データを管理に用いるシステム等様々な知識が必要になります。
本研修会では、様々なマイコン製品に関する書籍を執筆されている株式会社飛雁 代表取締役 福田和宏氏をお招きし、代表的なIoT機器のひとつであるRaspberry Piの概要や操作方法等の習得を目的として以下の内容で実施しました。
・Raspberry Pi の概要
座学ではDXや自動化についての説明や代表的なIoT機器の紹介を行った後、Raspberry Piの概要や利用するために必要となる機器等に関する説明を行いました。
・Raspberry Piiによる光センサや温湿度センサの利活用手法の説明(実習)
実習では実際に参加者がRaspberry Piの操作やブレッドボードによる配線、Pythonでのプログラミング等を行うことで、利活用方法の習得を行いました。
参加者は、サンプルプログラムや配布資料を参考にしながら、意欲的にオリジナルの温湿度ロガーやカウンター等のプログラムを作成し、講師との意見交換や質疑応答も活発に行われ、大変有意義な研修会でした。
(写真左)講師 福田和宏氏(写真右)研修会の様子
はじめてでも良くわかる「食品表示の作り方」と「今後の表示基準」
日 時:令和4年10月24日(月)15:00~17:00
場 所:工業技術センター会議室
講 師:Correct Label 代表取締役 藤原 和樹氏
参加者:26名
2020年に施行された新たな食品表示制度について、猶予期間が設けられていた「原料原産地」や「食品添加物」などの表示基準が2022年4月に施行となりました。今後もいくつかの表示基準が施行予定であり、常に最新の情報を把握し、事前に準備をしておくことが重要となります。 本研修会では、Correct Label 株式会社 代表取締役 藤原和樹氏をお招きし、食品表示制度の基礎や一括表示の作成方法に関する解説及び一括表示の作成演習について実施しました。
・食品表示の作り方
現在までに施行されている食品表示制度の内容や一括表示の記載ルールについて解説を行いました。
・今後の表示基準
今後、施行が予定されている表示基準として、遺伝子組み換え食品表示(2023年)、無添加表示(2024年)、くるみのアレルゲン表示(未定)について解説を行いました。
・一括表示の作成演習
講師が作成した加工食品のモデルレシピを使用し、レシピ情報を基にした一括表示の作成演習を行いました。
自社で一括表示を作成している企業も参加しており、熱心に聴講している様子が伺えました。参加者からは、「説明が分かりやすかった」、「今後の動向を知ることができ、自社製品の表示ラベルは対策が必要なことが分かった」等の意見が聞かれ、大変有意義な研修会でした。
(写真左)講師 藤原和樹氏(写真右)研修会の様子
表面観察の最新動向と共焦点レーザー顕微鏡観察技術
日 時:令和4年10月27日(木)13:30~16:30
場 所:工業技術センター研修室
講 師:株式会社島津製作所 藤井 岳直氏
参加者:6名
レーザー顕微鏡は、光源にレーザーを使用した光学顕微鏡で、一般的な顕微鏡と異なり2次元(平面)像ではなく3次元(立体)像を得ることができることから精密部品や半導体材料分野での利用が期待されています。
本研修会では株式会社島津製作所 藤井岳直氏をお招きし、最新の表面観察技術について紹介するとともに、レーザー顕微鏡の基本的な利用方法や計測方法等について、基礎的な操作技術研修を行いました。実習後には、参加者から積極的に多くの質問が出るなど大変有意義な研修会でした。
(写真)講師 藤井岳直氏
(写真)研修会の様子
2022年度北海道立工業技術センター研究成果発表会開催
日 時:2022年5月26日(木)13:30~17:00
場 所:フォーポイントバイシェラトン函館
You Tube配信
5月26日(木)にフォーポイントバイシェラトン函館において工業技術センター研究成果発表会を開催しました。安井センター長の開催挨拶に続き、企業や大学との共同研究などの成果7題を発表しました。また、You Tubeでも配信し、多くの皆様にご視聴頂きました。
* * * * * 研究成果発表会プログラム * * * * *
1.ケルセチンとルチンを機能性成分とするヘルシーDo認定ダッタンソバ商品「千乃韃靼」の開発
○大坪雅史(食産業技術支援グループ)
(有)大中山ふでむらと共同で平成14年度北海道新技術・新製品開発賞奨励賞を受賞した賞味期限5日間のダッタンソバ麺を改良して、その機能性を解明し令和4年3月ヘルシーDo認定商品の開発に至った経緯を紹介しました。
2.生鮮昆布から調製したエキスの品質特性に関する研究
○木下康宣(食産業技術支援グループ)
芳醇な旨味を有する乾燥昆布は古くよりダシ素材の一つとして利用されてきたが、乾燥作業の負荷が大きく生産量が減少している。本発表では、生鮮昆布から得たエキスの呈味特性等について報告しました。
3.生鮮水産物の鮮度測定法の標準化と高鮮度輸送技術の開発
○吉岡武也(食産業技術支援グループ)
生鮮水産物の鮮度の良さを科学的に示すための鮮度(K値)測定法の日本農林規格(JAS)制定の取り組みと、北海道産生鮮水産物を高鮮度で海外に輸送する技術開発を紹介しました。
4.函館産ブリの品質保持に関する研究
○緒方由美(食産業技術支援グループ)
渡島管内でブリの漁獲量が急増しているが、函館産ブリの特性の知見が少なく積極的な利用が進んでいない。函館産ブリの価値の向上と利用促進のため、水揚げ後の処理や保管温度がブリの品質に及ぼす影響について検討結果を報告しました。
5.太陽追尾システム駆動用水素吸蔵合金アクチュエータの動作特性
○松村一弘(ものづくり技術支援グループ)
太陽光から得た温度差で水素吸蔵合金アクチュエータが太陽追尾システムを駆動することをフィールドで実証している。このアクチュエータの日射量から駆動力を得るまでの動作特性を調べた室内実験結果について報告しました。
6.洋上風力発電からの水中音と魚類行動の関連性検証~基本測定機器等で構成した水中音圧測定~
○村田政隆(ものづくり技術支援グループ)
脱炭素社会の実現のため洋上風力発電への期待が高まっているが、施設から放射される水中音が魚類に与える影響の検証等は十分とは言い難い。基本測定機器を用いた水中低周波音測定と魚類行動に関する検証実験の結果を報告しました。
7.高純度石英ガラス焼結における脱ガス効果の検証
○髙橋志郎(応用技術支援グループ)、〇中野双葉((株)菅製作所)
(株)菅製作所が開発した新型放電プラズマ焼結機(AGUS SPS2000)を使用し、高純度石英ガラスの焼結試験を行った。試験の結果から、焼結中に発生する昇温脱離ガスや反応性ガスを除去できることを検証したので報告しました。
(写真左)研究成果発表会の様子(写真右)ポスター展示場の様子
研修会開催
半自動溶接の最新動向と溶接技術
日 時:令和3年12月2日(木)13:30~16:30
場 所:北海道立工業技術センター会議室(座学)機械加工室(実技)
講 師:パナソニックFSエンジニアリング(株)熱加工システム営業統括部東日本営業部 北日本営業課 課長 岩尾 保氏
(株)関電機工業所 ウェルディング シニアアドバイザー 大石 等氏
参加者:6名
機械装置や機械部品の高機能化・多様化が進むとともに、溶接機や溶接技術も大幅に進歩しています。ここ数年でデジタル制御化が顕著になりプリセット条件等で比較的容易に、これまで困難だった材料や溶接方法が可能になっています。本研修会では、最新の半自動溶接技術についてご紹介するとともに、最新機種を用いたアルミ合金のパルス溶接やスパッタの低減技術などの最新溶接技法について実技実習を行いました。質問等も多く大変有意義な研修会でした。
(写真)研修会の様子
動ひずみ測定システム活用セミナー
日 時:令和4年1月19日(水)13:30~15:30
場 所:北海道立工業技術センター研修室
講 師:(株)共和電業 札幌営業所長 原田 雅人氏
(株)共和電業 札幌営業所 下畑 翔吾氏
参加者:3名
機械等に力が作用した時、その機械部品はわずかに変形し、ひずみが生じます。様々な製品を製造する際の強度設計や品質保証において、ひずみと応力の関係の把握は極めて重要です。そこで今回、(株)共和電業札幌営業所から講師をお招きしてセミナーを開催し基礎的な知識や活用事例等の紹介及び機器の実演を行いました。活用事例の紹介では、デジタルテレメータを用いた無線通信による測定に興味を示す参加者が多く、機器の実演についても参加者が熱心に聴講している様子が伺えました。質疑応答や意見交換の際には、実務において実際に困っている出来事についての質問や意見交換が活発に行われており、大変有意義な研修会でした。
(写真左)左より(株)共和電業札幌営業所 下畑 翔吾氏 所長 原田 雅人氏
(写真右)研修会の様子
電界放射型走査電子顕微鏡の基礎と応用事例 ~導入機器紹介と実演~
公益財団JKA「公設工業試験研究等における機械設備拡充補助事業」導入機器
日 時:令和4年2月18日(金)13:30~16:30
場 所:北海道立工業技術センター研修室、精密分析室
講 師:(株)東陽テクニカ ライフサイエンス&マテリアルズアプリケーションエンジニア 博士(理学)兒玉 優氏
参加者:7名
工業分野の製品開発や技術開発を進める上で、部品・部材のミクロ観察や材料分析は、地域企業の皆さまにとって役立つものです。工業技術センターでは、今年1月にJKAの補助により電界放射型走査電子顕微鏡を導入しました。この装置を用いると、汎用型の走査電子顕微鏡に比べて、高倍率でミクロ観察や分析が可能となり、最新機器は操作が簡単であるためどなたでも使いこなすことができます。今回の研修会では、電界放射型走査電子顕微鏡の基本的内容から実用的な知識・技術まで講演と実演を行いました。質問等も多く大変有意義な研修会でした。
(写真)研修会の様子
研修会開催
フードロス削減の重要性と食品製造・流通業の取り組み事例
日 時:令和3年10月7日(木)15:00~17:00
場 所:北海道立工業技術センター会議室(Web形式)
講 師:公益財団法人流通経済研究所 農業・環境・地域部門
副部門長 上席研究員 石川 友博氏
参加者:8名
地球環境問題が深刻化していることから、国連は持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)を提案しました。また、ESG(企業の環境対策や社会問題、健全な管理体制)を運用指針にしている投資家が増加しています。企業においては、SDGs達成への貢献やESG対応を運営に採用する動きが拡大しています。そのなかで2019年10月「食品ロス削減推進法」が施行され食品ロス削減が国、自治体、企業、消費者を含めた「国民運動」に位置付けられました。食品ロス対策は企業において重要な課題となっており、食品製造業および流通業で取り組みがなされ、賞味期限、納品期限を含めて対策が検討されています。この研修会では、これらの状況や企業の取り組み事例が紹介されました。
【研修会の内容】
・フードロス削減の重要性
・地球環境問題とSDGs
・流通業・大手食品製造業の取り組み
・賞味期限・納品機器元の見直し事例
(写真)研修会の様子
研修会開催
食産業におけるコロナ禍対策と消費者変化
日 時:令和3年7月29日(木)14:30~16:50
場 所:北海道立工業技術センター会議室(Web形式)
講 師:(1部)株式会社TMラボ 取締役 佐藤 俊氏
(2部)株式会社ヴァリューズ マーケティングコンサルタント 向井 優氏
参加者:6名
新型コロナウイルス感染(COVID-19)の流行により、感染への懸念はもとより、緊急事態宣言発出による行動制限やこれに伴う消費者行動の変化など、これまででは考えられなかった社会環境の変化が起こり、地域の食産業に従事されている企業・団体は苦労を強いられている。そこで、食産業におけるコロナ禍対策と消費者変化に関する研修会を2部構成で開催しました。1部では、食品関連工場や医療機関における新型コロナウイルス対応の最前線で活躍されている(株)TMラボ 取締役 佐藤 俊氏より、ノロウイルスも含めた衛生対策を、2部では、インターネット行動履歴などから消費者行動を解析されている(株)ヴァリューズ マーケティングコンサルタント 向井 優氏より、コロナ禍やインバウンド需要の減少における消費動向の変化について講演いただきました。新型コロナウイルスに限らず一般衛生対策の意識向上や商品開発の一手法として活用され始めている消費者行動解析について理解を深めることができ有意義な研修会でした。
(写真)研修会の様子
(写真左)株式会社TMラボ 取締役 佐藤 俊氏
(写真右)株式会社ヴァリューズ マーケティングコンサルタント 向井 優氏
IoT入門研修会
~導入事例の紹介と機器の実演~
日 時:令和3年8月24日(火)13:30~15:30
場 所:北海道立工業技術センター研修室
講 師:静岡県工業技術研究所 機械電子科 科長 赤堀 篤氏
函館地域産業振興財団 ものづくり技術支援グループ 研究主査 松本陽斗
参加者:オンライン参加17名 会場参加6名
様々なモノがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)の注目度は年々高まっております。そこで、IoTを導入する際のイメージを掴んでいただけるようIoT実装が最も進んでいる静岡県における製造業での導入事例の紹介と代表的な機器「Raspbery Pi」や電子タグ「MESH」の利用活用の実演紹介を会場参加、オンライン(Zoom)参加で行いました。本研修会では、すでにIoTに取り組まれている方にとっては、他の地域の現状を知ることができ、初学者の方にとっては取り組むきっかけ作りになるような内容になっており有意義な研修会でした。
(写真)研修会の様子
2021年度北海道立工業技術センター研究成果発表会開催(オンライン)
日 時:令和3年6月9日(水)13:30~17:00
形 式:オンラインでの配信
当センターでは研究成果の普及を図るため、研究成果発表会を開催しておりますが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮しオンラインでの配信をしました。安井センター長の開会挨拶、研究開発部小西部長から令和2年度の事業概要説明に続き、企業や大学との共同研究など7題を発表しました。ご視聴の方々から質問や、アンケートにご回答いただき貴重なご意見が寄せられ、今後の研究開発に生かせることが期待されます。
*****研究成果発表会内容*****
1.無機ELフィルムの成形試作と耐久性評価
菅原智明(応用技術支援グループ)
面光源である無機ELフィルムの成形可能性を調査するため、ELフィルム試料を加熱後、プレス成形を行った。フィルム加熱温度と成形性との相関及び張出し成形試作品の電気的特性や耐久性試験結果について報告しました。
2.深度計測カメラを用いた照明制御技術の高度化に関する研究開発
松本陽斗(ものづくり技術支援グループ)
屋外広告や看板等の照明は単調であることが多いが、動的な照明制御により印象性を高めることで、宣伝・集客効果の向上が期待できる。本発表では、AIによる人物検出手法を活用した動的な照明制御システムの開発内容について報告しました。
3.ウィルス対策に有効な金属ナノ粒子を含む次亜塩素酸系抗菌剤の開発
高村 巧(応用技術支援グループ)
瞬間的な殺菌力の強い次亜塩素酸系抗菌剤と恒久的な抗菌性を示す金属ナノ粒子を組み合わせた抗ウィルス・抗菌剤の開発を行った。最終的に銀のナノ粒子と次亜塩素酸水の組み合わせで良好な抗菌剤が開発できたので報告しました。
4.新規な醸造制御法による華やかな香りを有する味噌の開発
大坪雅史(食産業技術支援グループ)
味噌の高付加価値化を目指し新規な醸造制御法による味噌を開発した。開発した味噌は、華やかな香りを醸し、甘味と旨味が強く、色調が明るい。生産者と各機関が連携した開発から商品化に向けた取り組みを紹介しました。
5.海洋深層水を活用した海藻スプラウトの陸上養殖と利用適性に関する研究
木下康宣(食産業技術支援グループ)木村和世(八雲町)
海藻では、大きく成長したものを活用する食文化が形成されてきた。このことは、小さな時期の特性理解が乏しいことを意味している。紅藻ダルスの研究で得られた幼葉期特有の栄養情報と養殖技術に係る知見を報告しました。
6.DNAから見た地域海藻資源の特徴と判別法の開発に関する研究
清水健志(食産業技術支援グループ)
道南産マコンブのブランド力の強化を目的に、DNA配列の特徴を利用した判別技術を開発してきた。今回は、技術普及を目的とした判別技術の迅速化や今後利用が期待されるダルスへの応用について検討したので報告しました。
7.アカモクの利用適性と道南における生産事例
鳥海 滋(食産業技術支援グループ)
アカモクは機能性成分フコキサンチン、粘り気のある食感、加熱による鮮やかな緑色等の品質を有し、食利用の拡大が期待される。アカモクの付加価値の高い利用を目指し、利用上の適性と檜山地域の生産事例を紹介しました。
(写真)研究成果発表会配信の様子
研究成果発表会で口頭報告しました7テーマの発表要旨は、北海道立工業技術センターのHPで閲覧可能となつています。
研修会開催
電波ノイズ対策セミナー
日 時:令和2年12月2日(水)13:30~16:00
場 所:北海道立工業技術センター研修室
講 師:(株)電研精機研究所 ノイズトラブル相談室マネージャー 大阿久 学氏
参加者:10名
地域企業のEMC対策技術に対するニーズの高まりを受け、(株)電研精機研究所ノイズトラブル相談室マネージャーの大阿久学氏をお招きし、電磁波ノイズの実態と対策手法に関する研修会を開催しました。前半では、ノイズの基礎知識と伝搬経路に関する座学を行い、ノイズの種類やノーマルモードおよびコモンモードに対するループ構成に関する考え方等について説明をして頂きました。また、研修会の最後では、オシロスコープを用いてデモ機による発生ノイズと対策の波形観測の実演を行いました。実践的で大変有意義な研修会となりました。
(写真左)(株)電研精機研究所 ノイズトラブル相談室マネージャー 大阿久 学氏(写真右)研修会の様子
(写真)デモ機器
商品規格書の作り方セミナー
-商品表示の大原則と規格書への落とし込み方-
日 時:令和3年1月19日(火)15:00~17:00
場 所:北海道立工業技術センター会議室
講 師:(株)エフシージー総合研究所 企画開発部主任研究員 中村 賀香氏
参加者:19名
商品規格書を作るには、食品の製造、販売に関する法律の他技術的な知識も必要となり、記載内容をよく理解しておくことが大切です。そこで(株)エフシージー総合研究所 企画開発部主任研究員 中村賀香氏をお招きして食品表示を中心とした商品規格書の作り方に関する研修会を以下の内容で実施しました。
【主な内容】
・食品表示基準の構造
・原材料名と添加物表示の三原則
・事業者と製造者
・アレルゲン表示
(写真左)(株)エフシージー総合研究所 企画開発部主任研究員 中村 賀香氏
(写真右)研修会の様子
真円度測定機活用セミナー
日 時:令和3年1月20日(水)13:30~16:30
場 所:北海道立工業技術センター研修室
講 師:(株)小板研究所精密機器事業部 営業技術課 課長 松島 秀信氏
参加者:2名
地域の軸や円筒部品の形状測定技術の向上を目的に、ISO/TC213グループB1国内対策委員の経験を有する(株)小板研究所精密機器事業部の松島課長をお招きし、研修会を開催しました。前半は、機械部品の軸や円筒の形状測定に使う真円度測定の基本と測定機の原理について解説や自動車や自動機械関係での利用例の紹介をして頂きました。後半は、今年度更新導入した真円度測定機を使い、サンプル部品の形状測定(真円度・円筒度・直角度・同軸度)の測定実演を行い、得られた部品の評価方法について解説をして頂きました。測定実演では活発な質疑応答もあり、有意義な研修会でした。
(写真)(株)小板研究所精密機器事業部 営業技術課 課長 松島 秀信氏
(写真)研修会の様子
円筒部品の測定結果例
3Dリバースエンジニアリング技術セミナー
日 時:令和3年2月10日(水)13:30~16:00
場 所:北海道立工業技術センター研修室
講 師:(株)スリーディー・システムズ・ジャパン
ソフトウエア事業部 事業部長 並木 隆生氏
参加者:11名(来場6名、リモート5名)
【内容】リバースエンジニアリングで推進するものづくりのデジタルトランスフォーメーション
1 デジタルトランスフォーメーション DX
2 リバースエンジニアリングの事例
3 リバースエンジニアリングをはじめよう
4 製品紹介
近年、3DCAD/CAM技術の高度化や、3Dプリンターや3Dスキャナー等のハードウェアの普及が進み、3Dデータの活用技術に対するニーズが高まってきています。そこで、(株)スリーディー・システムズ・ジャパン ソフトウェア事業部 事業部長の並木隆生氏を講師に招き、3Dリバースエンジニアリング技術に関する研修会を開催しました。前半では経年劣化部品のリプレース品設計やプラント設計の現地検証等、リバースエンジニアリング技術の事例を中心にご紹介頂き、後半ではソフトウェアでの実演を交え、3Dスキャナーで取得した3Dデータを3DCADデータとして扱えるようにする方法等についてご解説頂きました。研修会終了後には技術面での活発な質疑応答もなされ、地域企業ニーズに即した有意義な研修会となりました。
(写真)(株)スリーディー・システムズ・ジャパンソフトウエア事業部 事業部長 並木 隆生氏
(写真)研修会の様子
研修会開催
IoT入門技術研修会
日 時:令和2年10月29日(木)13:30~16:30
場 所:北海道立工業技術センター研修室
講 師:ソフトバンク株式会社北海道IoT技術部 奥山高志氏
参加者:8名
本研修会は、ソフトバンク株式会社北海道IoT技術部 奥山高志氏をお招きし、IoTに関する知識や技術の習得を目的として以下の内容で実施しました。
1 事例等の紹介
IoTの概要や構成要素等についての解説を行いました。その後、IoTの導入事例やソフトバンク社で試作したシステム等の詳細について説明を行いました。
2 実演
シングルボードコンピューターの一つである「RaspberryPi」とGoogle社が提供するクラウドサービスである「G-SUITE」を用いて、温度情報を収集するシステムを実装する方法について実演と解説を行いました。また、収集した情報を可視化するサービスについても紹介し、使用方法等について説明を行いました。実際のシステム構築方法を具体的に説明する本研修会は、参加者からも好評で質疑応答では、実際にシステム構築を行う際のデータの利活用方法やクラウドサービスで実現できる機能等について活発な質問や意見交換が行われ、有意義な研修会となりました。
(写真左)研修会の様子(写真右)情報収集機器の試作品について意見交換を行う参加者
食品包材に関する研修会
日 時:令和2年11月5日(木)15:00~17:00
場 所:北海道立工業技術センター会議室
講 師:極東高分子株式会社 取締役、ポリエチレン部・ラミネート部 部長 吉田昌史氏
参加者:18名
食品に使用されている包材は多岐にわたり、それぞれの特徴が異なります。包材の選定により、食品の保存性や輸送効率の向上、食品のコストなどに影響します。そのため、どのような食品にどのような包材を用いるかを検討することは非常に重要です。そこで今回、極東高分子株式会社 取締役、ポリエチレン部・ラミネート部 部長 吉田昌史氏をお招きし下記の内容について技術研修を行いました。研修会終了後に参加者にアンケートを実施した結果、「業務の参考になった。(94%)」、「今後の業務に活用する予定(87%)」の回答があり、地域企業の要望に沿った研修会でした。
研修内容
1 包装とは? 包装の原点と用途
2 食品包材の種類(樹脂の種類や複合形式)と選定方法
3 食品包材の製造技法
4 環境対応などの流れ
5 食品包材の新しい動向(新しいパッケージや実例など)
(写真左)極東高分子株式会社 取締役、ポリエチレン部・ラミネート部 部長 吉田昌史氏
(写真右)研修会の様子
3次元CADを用いたモデリング基礎セミナー
日 時:令和2年11月10日(火)13:30~16:30
場 所:北海道立工業技術センター研修室およびオンライン
講 師:オートデスク株式会社 Fusion360テクニカルスペシャリスト 関屋多聞氏
参加者:会場参加9名 オンライン参加2名
Autodesk社が提供するZoomミーティングによるオンライン形式で研修室を会場とする会場参加とオンライン参加とし、以下の内容で実施しました。
・3次元CADの基礎:3次元CADで扱うデータの種類など趨勢の説明後、今回使ったFusion360の基本操作方法の説明があった。
・モデリング実習:講師の説明を聞きながら、ソリッド・サーフェース・フォームを使うモデルの作成を行った。
・モデルデータの活用:CAM、3Dプリンタ、解析などでの活用の解説があった。
1人一台のパソコンで、講師の説明に従いながら実習し、3D-CADの操作方法を学んだので、ほとんどの参加者からは、参考となる内容でわかり易いとの評価をいただき、活発な質疑応答もあり、有意義な研修会でした。
(写真)研修会の様子
研修会開催
光造形技術研修会
日 時:令和2年1月17日(金)13:30~17:00
場 所:北海道立工業技術センター研修室
講 師:シーメット株式会社 中山 智氏
参加者:9名
北海道立工業技術センターでは、短時間で高精度な立体造形が実現できる光造形システムを導入しました。この装置は、試作品や生産工程用の治具、営業用サンプル等の作製をはじめとした幅広い場面で活用することが可能です。そこで、今後の製品開発やビジネス展開に繋げることを目的として、シーメット株式会社 中山 智氏をお招きして、研修会を開催しました。造形作業の実演等を交えた実践的な内容は、参加者からも好評で実演時や質疑応答時には、質問や意見交換が活発に行われており、有意義な研修会でした。
【内 容】 1 立体造形技術動向等
2 光造形機の紹介・基本操作説明
・3Dモデル作成及び造形の方法について
3 光造形法の手法や特徴、事例紹介等
4 造形品の確認及び後処理等の説明
(写真)シーメット株式会社 中山 智氏
(写真)研修会の様子
HACCPのために自社でできる衛生管理
日 時:令和2年1月23日(木)10:00~12:00
場 所:北海道立工業技術センター会議室
講 師:スリーエムジャパン株式会社ヘルスケアカンパニー
フードセーフティ製品部マーケティング部事業開発部
グループマネージャー 吉田 康如氏
参加者:32名
食品衛生法の改正により、すべての食品事業者にHACCP、またはHACCPの考え方を取り入れた衛生管理が求められることになりました。そこで今回、スリーエムジャパン株式会社ヘルスケアカンパニーフードセーフティ製品部マーケティング部事業開発部グループマネージャー 吉田康如氏をお招きして自社でてきる現場や工程の衛生管理の方法について、環境や器具等の汚染度の測定を簡易検査キットにより体験していただきながらお話ししていただきました。
【内 容】 1 HACCPによる衛生管理
2 HACCP制度化について
3 食品事業者における微生物管理
4 自社でもできる環境衛生管理
(写真)スリーエムジャパン株式会社ヘルスケアカンパニーフードセーフティ製品部
マーケティング部事業開発部グループマネージャー 吉田康如氏
(写真左)研修会の様子
研修会開催
北海道AⅠ・ⅠoTオープンイノベーション・プラットフォーム オープンセミナー
日 時:令和元年10月9日(水)14:30~17:00
場 所:北海道立工業技術センター会議室
主 催:公立はこだて未来大学、北海道
協 力:公益財団法人函館地域産業振興財団
参加者:66名
公立はこだて未来大学と北海道立工業技術センターは、AⅠ・ⅠoT分野の機器開発・研究開発に必要となる試験・評価・研究機器を一体的に整備し、ものづくり企業のⅠoT機器等の開発やビッグデータ収集、AⅠ技術の活用に向けた技術者育成、水産業・食品加工・観光・物流等の各分野関連企業へのシミュレーション支援といった包括的な支援を行うプラットフォームを開設しました。道内企業等の皆様にご利用いただくため、AⅠ開発の動向やⅠoT機器試験、プラットフォームの概要と今後の活用方法について解説するセミナーを開催しました。
【講 演】
1 「AⅠ開発の動向と活用」
公立はこだて未来大学複雑系知能学科 教授 鈴木恵二氏
2 「ⅠoT時代のEMC(電磁両立性)」
株式会社東陽テクニカEMCマイクロウェーブ計測部 生田純也氏
【説 明】
3 「北海道AⅠ・ⅠoTオープンイノベーション・プラットフォームの概要と活用方法について」
北海道立工業技術センター研究開発部ものづくり技術支援グループ
研究主査 村田政隆
(写真左)セミナーの様子(写真右)公立はこだて未来大学 教授 鈴木恵二氏
(写真左)(株)東陽テクニカ 生田純也氏(写真右)北海道立工業技術センター 研究主査 村田政隆
センサ利用のための実用技術研修会 -入門編-
日 時:令和元年10月25日(金)13:30~17:00
場 所:北海道立工業技術センター研修室
講 師:北海道職業能力開発大学校 電子情報技術科 教授 吉野正樹氏
参加者:13名
地域企業の皆さまが工業分野の新製品開発や新技術開発を進める上で、機械電子部品を利用することは、多いと思います。中でもセンサについては、様々な物理量をセンシングするものが比較的容易に入手できるようになってきたこともありセンサを製品に取り入れる機会も多いのではないでしょうか。そこで今回、北海道職業能力開発大学校 電子情報技術科 教授 吉野正樹氏をお招きして、機械電子部品等の産業分野を対象に、センサの基本的事項から実用に必要な知識・技術についてご紹介していただきました。
【内 容】
1 センサの種類と特徴
2 光センサ(光導電セル、フォトダイオード、フォトインタラプタ)
3 温度センサ(サーミスタ、温度IC、熱電対)
4 超音波センサ(超音波送受信モジュール)
5 磁気センサ(磁気方位センサ、ホールIC)
6 焦電型赤外線センサ(人感センサ)
7 シリアル通信(デジタルデータ)/シリアル、Ⅰ2C、SPⅠ等
(写真左)北海道職業能力開発大学校 教授 吉野正樹氏(写真右)研修会の様子
最新の冷蔵・冷凍技術の動向
~食品の高品質・長期保存に向けて~
日 時:令和元年11月28日(木)14:00~16:00
場 所:北海道立工業技術センター会議室
講 師:三菱電機エンジニアリング株式会社 和歌山事業所 空調冷熱SE部 空調冷熱SE第一課 専任技師 貴志幸司氏
参加者:19名
メーカーから一般家庭まで冷凍庫、冷蔵庫が普及した現在、食加工品の保存で冷蔵・冷凍技術は欠かせない技術です。特に冷凍は、安定して長期保存するための手段となっており、冷凍食品も広く普及しています。また、冷蔵庫も短期保存するだけでなく、解凍時にも使用されるなど冷蔵・冷凍を組み合わせて使われる状況も増えています。そこで今回、三菱電機エンジニアリング株式会社 和歌山事業所 空調冷熱SE部 空調冷熱SE第一課 貴志幸司氏をお招きして食品の冷蔵・冷凍技術について事例を交えながら詳しくお話ししていただきました。
【内 容】
1 冷媒動向
2 フロン排出抑制法
3 低温設備の用途と特徴
4 低温システム概要
5 納入事例紹介
(写真左)研修会の様子(写真右)三菱電機エンジニアリング株式会社 和歌山事業所 空調冷熱SE部 空調冷熱SE第一課 専任技師 貴志幸司氏
北海道AⅠ・ⅠoTオープンイノベーション・プラットフォーム構築事業
経済産業省/平成30年度補正予算「地域新成長産業創出促進事業費補助金」
人材育成研修会
主 催:北海道
事業目的:地域における中小企業の生産性向上のため「北海道立工業技術センター」と「公立はこだて未来大学」にAⅠ・ⅠoT関連機器等を導入し、人材育成等に取り組むことによって、地域経済の活性化を図ります。
EMⅠ試験研修
日 時:令和元年10月30日(水)9:30~12:00
場 所:北海道立工業技術センター研修室
参加者:7名
【概要】EMC(電磁両立性)のうち、不要に放出されるノイズ規制(EMⅠ:エミッション)にかかわる試験内容・方法等について基礎技術を習得する。
(写真)研修会の様子
EMS試験研修
日 時:令和元年10月30日(水)13:30~17:00
場 所:北海道立工業技術センター研修室
参加者:8名
【概要】EMC(電磁両立性)のうち、周囲からの電気的ノイズに対する耐性(EMS:イミュニティ)にかかわる試験内容・方法等について基礎技術を習得する。
(写真)研修会の様子
振動試験研修
日 時:令和元年11月6日(水)13:00~16:00
場 所:北海道立工業技術センター研修室
参加者:7名
【概要】ⅠoT機器等に要求される振動試験関連規格の概要について学ぶとともに、実際の振動試験を通して、振動試験に関する基礎技術や評価方法を習得する。
(写真)研修会の様子
表面形状測定器活用研修
日 時:令和元年11月13日(水)13:30~16:00
場 所:北海道立工業技術センター研修室
参加者:5名
【概要】AⅠ・ⅠoT機器等に使用され、高い加工精度が要求される製品の品質保証技術の一つとして、表面形状測定に関する基礎技術を習得する。
(写真)研修会の様子
プリント基板作製研修
日 時:令和元年11月27日(水)13:30~17:00
場 所:北海道立工業技術センター研修室
参加者:6名
【概要】電子基板上の部品配置によるEMI対策を検討する等、電子基板の試作開発工程に必要となるプリント基板作製技術を習得する。
(写真)研修会の様子
3Dプリンタ研修
日 時:令和元年12月4日(水)13:30~17:00
場 所:北海道立工業技術センター研修室
参加者:15名
【概要】ユーザビリティーの高いⅠoT機器を開発するため、複雑形状のデザイン検討が容易な3Dスキャナと3Dプリンタを活用した筐体等の開発技術を習得する。
(写真)研修会の様子