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海の宝わくわくサイエンスツアー開催
海の宝わくわくサイエンスツアー ~海と日本PROJECT~
日 時:平成29年8月8日(火)10:00~16:00
場 所:北海道立工業技術センター会議室 函館どつく(株)函館造船所
参加者:23名
講 師:立命館宇治高校学校理科コース主任 教諭 渡辺 儀輝氏
共 催:北海道大学大学院水産科学研究院
次代の日本を担う青少年を対象に、楽しみながら科学に接する「科学実験講座」と「ものづくり工場見学」を日本財団「海と日本PROJECT」の一環で実施しました。午前中の科学実験講座は、海の上に浮かぶ大型船を支える浮力をテーマに実験を行いました。午後からは、函館どつく(株)函館造船所を見学し船ができるまでの製造工程について説明して頂きました。
(写真左)工業技術センターでの科学実験の様子 (写真右)函館どつく(株)函館造船所での様子
(写真)参加者全員で記念写真
知的クラスター創成事業(グローバル拠点育成型) 〜函館マリンバイオクラスター〜 キックオフ・セミナー開催
本年7月に北海道と函館市が文部科学省より採択を得た知的クラスター創成事業(グローバル拠点育成型)は、当財団が中核機関の指定を受け、平成21年9月1日より事業がスタートいたしました。
10月23日、函館国際ホテルにてキックオフ・セミナーを開催しました。セミナーでは基調講演・特別講演に続き4本の研究テーマの概要説明が行われまし た。約180名が参加し、引き続き開催した交流会でも産学官の参加者が熱心に情報交換を行うなど、盛会のうちに終了しました。
基調講演 「地域における科学技術の振興と函館地域に期待すること」
文部科学省科学技術・学術政策局 科学技術・学術戦略官(地域科学技術担当) 増子宏氏
特別講演 「東アジア巨大食料消費市場圏の形成と食料貿易のダイナミズム」
広島大学大学院生物圏科学研究科 教授 山尾政博氏
研究概要説明
テーマ1 「海洋空間情報を活用した沿岸生物相・水圏環境の健全化と高次活用の両立」
北海道大学大学院水産科学研究院 教授 齊藤誠一氏
テーマ2 「高機能性物質を含有する北方系メガベントスの自立型バイオファーミング」
北海道大学大学院水産科学研究院 准教授 安井 肇氏
テーマ3 「メガベントスの生物特性を活かした高機能資源創出のための研究開発」
北海道大学大学院水産科学研究院 教授 宮下和夫氏
テーマ4 「食と健康のグローバル・スタンダード構築のための研究開発」
北海道立工業技術センター 主任研究員 吉岡武也氏
「平成21年度 北海道立工業技術センター研究成果発表会」開催
当センターの研究成果を多くの皆様にご理解頂くとともに、当センターをなお一層ご利用頂くために、7月10日、平成21年度研究成果発表会を開催しまし た。
三浦センター長の挨拶の後、「北海道立工業技術センター研究成果発表会」では、企業、大学、試験研究機関との共同研究などの成果8題を発表しました。発 表会には約80名が参加し、質問や討論が活発に行われた他、今年度は工業技術センターの見学会も行われ盛会裏のうちに終了しました。
なお、発表演題と発表者は、下記のとおりです。 (○ 発表者)
1 温度測定技術と函館地域の環境対応型商品開発事例
機械電子技術科 ○村田政隆
材料技術科 高橋志郎、小林孝紀、下野功
研究開発部 田谷嘉浩
(有)鈴木自動車ボディー ○鈴木敬介
(株)かんだ ○神田千鶴子、神田富英
2 バイオディーゼル燃料の高品質化
材料技術科 ○小林孝紀、高橋志郎
研究開発部 田谷嘉浩
北海道立工業試験場 ○山崎幸康、上出光志、北口敏弘
(株)北海道エコシス 國田 勲、鍛冶彰男
(株)樋口 出口清司
(有)白戸電気制御 白戸孝児
みぞぐち事業(株) 溝口裕康
3 精密切削加工における工具及び被削材の微視的評価技術
材料技術科 ○高橋志郎
機械電子技術科 松村一弘
松江エンジニアリング㈱ 坂井昭二、吉野順一、横田伸行
松本剛、宇都宮俊
4 イカ墨からの色素精製とその応用
研究開発部 ○田谷嘉浩
材料技術科 小林孝紀、高橋志郎
函館工業高等専門学校 上野 孝
北海道教育大学函館校 松浦俊彦
(株)道水 髙野元宏、小西英樹
5 サケトバ乾燥工程中の魚肉水分種状態に基づく最適操作設計
プロジェクト推進科 ○小西靖之
(株)ジョッキ 鶴巻明美
(株)タイヨー製作所 小笠原幸雄
寒地資源高度利用研究所 小林正義
北海道大学大学院水産科学研究院 川合祐史
北見工業大学 三浦宏一、松田弘喜
材料技術科 下野 功
プロセス技術科 菅原智明
企画事業部 宮崎俊一
6 ダッタンソバの保健効果についての研究
バイオテクノロジー科 ○鳥海 滋、大坪雅史
(有)大中山ふでむら 筆村千恵子
天使大学看護栄養学部 荒川義人、金澤康子、志賀一希
7 培養併用FISHによる迅速なサルモネラ検査法の開発
バイオテクノロジー科 ○大坪雅史、斉藤美帆、鳥海 滋
企画事業部 宮崎俊一
北海道大学大学院水産科学研究院 澤辺智雄、山崎浩司
公立はこだて未来大学 高橋信行
(株)東和電機製作所 藤原里美、澤田大剛
(株)電制 須貝保徳
日本製薬㈱ 小高秀正
(財)東京顕微鏡院 伊藤 武
8 酸素濃度調節による生鮮イカの品質制御技術
食品技術科 ○木下康宣、野上智代
研究開発部 吉岡武也
「パソコンによる写真編集実技研修会」、「パソコンによるイラスト作成実技研修会」開催
函館市産業支援センターにおいて、「パソコンによる写真編集実技研修会」を7月15日、16日、8月26日、27日に、「パソコンによるイラスト作成実技研修会」を7月22日、23日、9月2日、3日にそれぞれ開催しました。 この実技研修会は、地域企業のデザイン開発力や情報発信力の強化を目的として、毎年開催しております。少人数制で質の高い研修内容であることから参加希望者が増加しているため、今年度は、これまでの2回開催から4回開催とし、延べ36名が受講しました。
「都市エリア産学官連携促進事業【発展型】成果発表会」開催
3月2日、函館市内のホテルを会場として、平成18年度から3年間にわたって実施してきました都市エリア産学官連携促進事業【発展型】の成果発表会を開催しました。
最初に(社)日本セルフ・サービス協会専務理事 三浦正樹氏の基調講演、続いて都市エリア事業で実施している6本の共同研究の成果を発表しました。さら に、会場の後方で都市エリア事業の成果品等の展示や試飲・試食も行いました。発表会には150名が参加し、質問や討論が活発に行われ、また、引き続き開催 した交流会でも産学官の参加者が熱心に情報交換を行うなど、発表会は盛会のうちに終了しました。
なお、発表演題と発表者は下記のとおりです。
都市エリア産学官連携促進事業【発展型】成果発表会 | |
基調講演 | 「地産東消:函館の『食』をもっと売るためには」 (社)日本セルフ・サービス協会 専務理事 三浦正樹 |
事業成果概要 | 副研究統括 澤谷拓治 |
1. | 特殊成分の組成・ゲノム解析・連鎖型マリンガーデンシステムの構築 グループリーダー 安井 肇(北海道大学大学院水産科学研究院) |
2. | 機能性と感質に基づいたフードデザインシステム グループリーダー 小西靖之(北海道立工業技術センター) |
3. | 生体組織の機能保持メカニズムの解明と応用 グループリーダー 吉岡武也(北海道立工業技術センター) |
4. | 公定法を超える高感度の分子生態学的微生物モニタリングシステム グループリーダー 大坪雅史(北海道立工業技術センター) |
5. | 生体成分情報による生物種・産地鑑定とトレーサビリティ グループリーダー 高村 巧(北海道立工業技術センター) 三上貞芳(公立はこだて未来大学) |
6. | 機能性成分の医・薬・工・食分野における利活用 グループリーダー 佐伯宏樹(北海道大学大学院水産科学研究院) |
一般技術研修会「JAS法食品表示について−表示制度と科学的検証技術−」開催
近年、食品業界では原料の名称や産地に関する誤認表示が問題となっており、食品関連事業者は正確な表示が求められています。食品の表示制度についての理 解を深めていただくことを目的に、10月31日、北海道立工業技術センターにおいて、(独)農林水産消費安全技術センター(FAMIC)表示監視部の高嶋 康晴氏を講師として「JAS法食品表示について−表示制度と科学的検証技術−」と題した研修会を開催しました。
前半は、生鮮食品や加工食品における表記方法のガイドライン、平成20年4月に義務化となった業者間取引に関する表示制度、農林水産省における食品表示 の監視体制などを解説されました。後半は、FAMICが監視業務の中で実際に使用している遺伝子(DNA)分析や元素分析による食品原料の種や産地の判別 技術を紹介されました。本研修会には食品製造業を中心として35名が参加し、講演終了後に自社製品の表示方法についての質問などがあり、熱心に受講されていました。
実技技術研修会「材料分析テクニカルセミナー」開催
機械金属造船および電子部品産業など、ものづくり企業に材料分析に関する知識を深めていただき、その知識を自社の技術開発や技術改良に活用していただく ことを目的に、11月12日から14日までの3日間、北海道立工業技術センターにおいて「材料分析テクニカルセミナー」を開催しました。
1日目は材料の成分分析手法としてよく用いられる蛍光X線分析法の実習を行い、この分析法の特徴と分析限界について解説しました。2日目は走査型電子顕 微鏡を用いた材料の微小部観察の実習を行い、ミクロの世界の分析について解説しました。3日目は材料の結晶構造に関する情報が得られるX線回折法の実習を 行い、この分析法で何が分かるかについて解説しました。本セミナーには地元企業の7名が参加し、分析機器の操作を交えた材料分析に関する3種類の方法につ いて熱心に受講されました。