情報提供

2022年度 北海道立工業技術センター研究成果発表会プログラム●発表要旨はPDFファイルでご覧いただけます。

[日  時]2022年5月26日(木)13:30~17:00
[会  場]フォーポイントバイシェラトン函館
[参加形式]①会場参加  ②YouTube視聴

研究成果発表会資料集 口頭報告及びポスター報告の概要を「要旨集・ポスター集」として作成しました。
以下の各発表のリンク先から、個別の資料にアクセスすることができます。
▶要旨集・ポスター集 口頭報告
1.ケルセチンとルチンを機能性成分とするヘルシーDo認定ダッタンソバ商品「千乃韃靼」の開発[13:45~14:10 ] ▶[PDF](370KB)
食産業技術支援グループ ○大坪雅史
(有)大中山ふでむらと共同で平成 14 年度北海道新技術・新製品開発賞 奨励賞を受賞した賞味期限5日間のダッタンソバ麺を改良して、その機能性を解明し令和 4 年 3 月ヘルシーDo 認定商品の開発に至った経緯を紹介する。
2.生鮮昆布から調製したエキスの品質特性に関する研究[14:10~14:30] ▶[PDF](307KB)
食産業技術支援グループ ○木下康宣
芳醇な旨味を有する乾燥昆布は古くよりダシ素材の一つとして利用されてきたが、乾燥作業の負荷が大きく生産量が減少している。本発表では、生鮮昆布から得たエキスの呈味特性等について報告する。
3.生鮮水産物の鮮度測定法の標準化と高鮮度輸送技術の開発[14:30~14:55] ▶[PDF](548KB)
食産業技術支援グループ ○吉岡武也
生鮮水産物の鮮度の良さを科学的に示すための鮮度(K 値)測定法の日本農林規格(JAS)制定の取り組みと、北海道産生鮮水産物を高鮮度で海外に輸送する技術開発を紹介する。
4.函館産ブリの品質保持に関する研究[14:55~15:15] ▶[PDF](498KB)
食産業技術支援グループ ○緒方由美
渡島管内でブリの漁獲量が急増しているが、函館産ブリの特性の知見が少なく積極的な利用が進んでいない。函館産ブリの価値の向上と利用促進のため、水揚げ後の処理や保管温度がブリの品質に及ぼす影響の検討結果を報告する。
5.太陽追尾システム駆動用水素吸蔵合金アクチュエータの動作特性[15:35~16:00] ▶[PDF](550KB)
ものづくり技術支援グループ ○松村一弘
太陽光から得た温度差で水素吸蔵合金アクチュエータが太陽追尾システムを駆動することをフィールドで実証している。このアクチュエータの日射量から駆動力を得るまでの動作特性を調べた室内実験結果について報告する。
6.洋上風力発電からの水中音と魚類行動の関連性検証~基本測定機器等で構成した水中音圧測定~[16:00~16:15] ▶[PDF](608KB)
ものづくり技術支援グループ ○村田政隆
脱炭素社会の実現のため洋上風力発電への期待が高まっているが、施設から放射される水中音が魚類に与える影響の検証等は十分とは言い難い。基本測定機器を用いた水中低周波音測定と魚類行動に関する検証実験の結果を報告する。
7.高純度石英ガラス焼結における脱ガス効果の検証[16:15~16:35] ▶[PDF](315KB)
応用技術支援グループ ○髙橋志郎
(株)菅製作所 ○中野双葉
(株)菅製作所が開発した新型放電プラズマ焼結機(AGUS SPS2000)を使用し、高純度石英ガラスの焼結試験を行った。焼結中に発生する昇温脱離ガスや反応性ガスを除去できることの検証結果を報告する。

【ポスター展示】

1:高性能断熱保冷・保温容器のための蓄冷剤(保冷剤)の開発
応用技術支援グループ ○小林孝紀
物質の融点を活用した温度制御可能な蓄冷剤(保冷剤)について検討し、様々な温度の蓄冷剤を用いた断熱容器、蓄冷容器への応用について紹介
2:温泉水を活用したオールインワンジェル化粧品の開発
応用技術支援グループ ○小林孝紀
老人介護施設で汲み上げている温泉水の成分を活用したオールインワンジェル化粧品の開発の紹介
3:電池用触媒製造装置の開発
応用技術支援グループ ○髙橋志郎
燃料電池や全固体電池用の触媒製造装置とその各特性評価装置開発の取組みの紹介
4:EL 蛍光体粒子表面へのスパッタ成膜技術
応用技術支援グループ ○菅原智明
無機 EL 用蛍光体粒子に保護膜を成膜するためのスパッタ技術についての紹介
5:おいしさや風味を向上させる昆布加工技術の開発
研究開発部 ○小西靖之
水分状態や温湿度制御による乾燥昆布の品質設計技術の紹介
6:深度計測カメラを用いた照明制御技術
ものづくり技術支援グループ ○松本陽斗
AI による人物検出手法と深度計測カメラを活用した動的な照明制御技術の紹介
7:食品製造業向け温度ロガーの開発
ものづくり技術支援グループ ○村田政隆
食産業技術支援グループ ○清水健志
食品の加熱殺菌時の温度と殺菌効力(F 値)を測定する安価な温度ロガー開発の紹介
8:水素吸蔵合金アクチュエータ駆動型太陽追尾システムの研究開発
ものづくり技術支援グループ ○松村一弘
温度差で動作する水素吸蔵合金アクチュエータを応用した太陽追尾システムの紹介
9:小規模生産に対応したロボットハンドリング技術の取り組み紹介
ものづくり技術支援グループ ○髙橋滉平
触覚センサを用いたハンドリング実験・検証用モデルおよび紙で製作したロボットハンド技術の紹介
10:道南産アカモクの機能性成分フコキサンチンの季節変動と利用適性
食産業技術支援グループ ○鳥海 滋
低利用である海藻アカモクの高付加価値化と利用拡大を目指した研究の紹介
11:海藻スプラウト:小形海藻の利用適性に関する研究
食産業技術支援グループ ○木下康宣
海洋深層水で陸上栽培した小形の紅藻ダルスが有する栄養成分の特徴
12:生鮮水産物の鮮度測定法の標準化
食産業技術支援グループ ○吉岡武也
生鮮水産物の鮮度(K 値)測定方法の日本農林規格制定の取り組み紹介
13:輸出促進を目指した生鮮水産物の品質制御と鮮度の“見える化”技術の開発
食産業技術支援グループ ○吉岡武也
スーパーチリングによる高品質化とオンサイト鮮度迅速測定技術の研究開発プロジェクト
14:酸素ナノ・マイクロバブルによるホタテガイの活力回復効果
食産業技術支援グループ ○緒方由美
酸素ナノ・マイクロバブルによる海水中溶存酸素の高濃度化と生体内エネルギー成分量からみたホタテ稚貝の活力回復効果
15:ケルセチンとルチンを機能性成分とするヘルシーDo認定ダッタンソバ商品「千乃韃靼」の開発
食産業技術支援グループ ○大坪雅史
令和 4 年 3 月にヘルシーDoの認定を受けたダッタンソバ商品「千乃韃靼」の紹介
16:道産スターターを用いたブランドチーズ製造技術の開発
食産業技術支援グループ ○大坪雅史
チーズの高付加価値化を目的とした道産チーズ用乳酸菌の開発と利用技術
17:水分活性測定装置(令和2年度導入)と本装置を利用した開発商品の紹介
食産業技術支援グループ ○清水健志
食品の保存性の指標である水分活性を測定する装置と開発した商品の紹介
18:高温高圧調理殺菌試験機(令和2年度導入)と本装置を利用した開発商品の紹介
食産業技術支援グループ ○清水健志
容器包装詰加圧加熱食品の殺菌条件を検討できる試験装置と開発した商品の紹介
19:道産ブリの利用拡大を目指したブリ節製造技術
食品加工研究センター 食品開発部 食品開発グループ ○山田 加一朗
近年、北海道はブリの漁獲量が約 1 万トンまで急増しており、漁獲量の 9 割は小型ブリで占められています。本研究では、道産小型ブリを原料に、低脂質含量の特徴を活かして、「ブリ節」を製造する技術を開発しました。

【ポスターについてのお問い合せ先】

北海道立工業技術センター
TEL:0138-34-2600