機器・設備の利用

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遠心式薄膜真空蒸発装置

エキスや果汁などの液状食品の濃縮ができます。

遠心式薄膜真空蒸発装置
遠心式薄膜真空蒸発装置

エキスや果汁などの溶液を濃縮する場合、加熱によって水分を蒸発させる加熱濃縮が最も一般的です。しかし、大気圧下では高温での加熱となるため、味や風味の劣化、変色などの品質の低下を招く欠点があります。

遠心式薄膜真空蒸発装置((株)大川原製作所、CEP-1)は、最大30torrの真空下にて、回転する円錐型の蒸発面に液体原料を注ぐことによって遠心力による0.1mm程度の薄膜を形成し、同時に蒸発面裏側を蒸気で加熱することにより原料の蒸発・濃縮を効率的に行う装置です。加熱温度100℃、蒸発温度40℃、供給液温度40℃での水蒸発の場合の処理量は、1時間当り70Kgです。

本装置は、低温で瞬時に蒸発させることから高品質の濃縮液を得ることができること、また、糖液やタンパク液で起こりやすい発泡によるロスがないことから、コンブ、ホタテ、きのこ、そして肉類などのエキス、さらに煮汁や果汁の濃縮試験に適しています。

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北海道立工業技術センター
TEL:0138-34-2600

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