機器・設備の利用

主な機器・設備【食産業技術支援グループ】

ガスクロマトグラフ質量分析計

化学成分を分離分析し、物質の同定や定量をします。

3Dプリンター写真
ガスクロマトグラフ質量分析計

 ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)は、化学物質を分析する機器で、本機種は、サンプルを気化して、キャピラリーカラム(細管)を用いて分離された成分を、イオン化し分析します。イオン化成分は、物質特有の質量荷電比を持つため、データベースと照合し、サンプルにどんな成分が入っているかを調べることができます。 本機種は通常の液体試料をガス化して注入できるスプリット注入口を備え、既に揮発性が高くガス化しているものはスプリットレス注入で分析できます。そして、固体試料の場合は、高温でサンプルを分解し、ガスを発生させて分析できるパイロライザを備えます。

このような特徴を生かし、 (1)食品に混入した異物や異臭の分析により、原因物質を特定し、製造工程の改善など適切な対策をすること。 (2)器具・容器包装および化学製品の品質や機能性、信頼性の向上に関して、RoHS指令規制成分、品質改良剤・添加剤成分等を分析し、安全性を確保すること (3)食品機械製造業をはじめとする各種製造機械の性能評価に関して、規制物質等の使用、発生に関し試験分析をおこない製造物責任を担保すること (4)建築、資材、土壌、水質、空気などに関連し環境汚染に関する有機化合物等のリスク評価に関して分析、調査を行うこと。 といったことでの利用が期待されています。

本装置は、〔JKA(競輪)補助事業〕により令和2年度に導入されました。

【JKA補助事業】導入機器一覧

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北海道立工業技術センター 食産業技術支援グループ
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