機器・設備の利用
主な機器・設備【ものづくり技術支援グループ】
光造形システム
速く簡単に模型が作れます。
光造形システム |
光造形による試作の様子 |
光造形とは、3次元CAD等で作成したコンピューターの立体データを利用して、紫外線レーザーを精密に制御しながら液状の紫外線硬化樹脂に照射し、照射部分のみを硬化させて少しずつ積層し、精密な立体物を短時間で作製する技術です。
光造形システムは、我々の身の回りにある家電製品、携帯電話、自動車部品など、多くの分野の製品開発に利用されています。
光造形システムで作製した光造形品は、強い衝撃などに弱く、耐光性も低いので保管には十分な注意を必要としますが、3次元CADデータから直接立体樹脂デザインモデルを作れるため、図面やCADでデザインしたものを短時間で確認でき、開発時間の短縮やコストの低減が可能となります。
また、光造形品は一般的に機械や電気部品の試作、形状確認、実験用模型、営業用サンプルなどとして利用するほか、鋳物や真空注型のマスターモデルとして利用することもできます。
さらに、最近は、CTスキャナー、MRI、3次元測定機の断層データを基に骨や患部の立体樹脂モデルを製作するなど、医療分野でも応用されています。
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北海道立工業技術センター ものづくり技術支援グループ
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