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【JKA(競輪)補助事業】導入機器表面粗さ・輪郭形状測定機
表面の凸凹の様子と全体的な姿・形が精密に測定できます。
表面粗さ・輪郭形状測定機 |
私たちがものの表面の様子を調べる時は、指でなぞってみて「ツルツルしている」とか、「ザラザラしている」といった言い方をします。また、ものの表面の全体的な姿・形を表す時は、「凹んでいる」とか、「うねうねしている」などと表現します。
表面粗さ・輪郭形状測定機は、こうした表面の様子を測定する「表面粗さ測定」機能とものの表面の全体的な姿・形を測定する「輪郭形状測定」の二つの機能を持っています。
どのようなところで必要になるかというと、例えば部品と部品が滑り合う摺動面は、表面が滑らかでないと摩擦が大きくなり、熱を持ったり、部品が減ったりし、表面の凸凹が製品の品質や機能に大きな影響を与えます。このような表面の微細な凸凹の具合を知る手段が「表面粗さ測定」で、JIS-B-0601に詳細な規格が決められています。
本機では、接触方式と非接触方式で粗さを測定できます。接触方式は、現状では最も信頼性が高い測定方法と言われており、先端に小さなダイヤモンドが付いた針で測定対象物の表面をなぞって測定します。非接触方式は、針の代わりにレーザー光を照射して表面に触れずに測定するので、アルミニウムやプラスチックなどの柔らかいものでも傷つける心配がありません。
また、本機の検出器ユニットを先端に超鋼合金やルビーの付いた測定子に交換すれば、「輪郭形状測定」ができます。輪郭形状測定では、測定対象物表面の全体的な姿・形、すなわち文字通り「輪郭形状」を表面をなぞる方法で精密に測定できます。本機では、最大で100mmの長さを連続してなぞることができ、1μmの測定精度を持っています。
機械加工部品の表面粗さ測定やデザインモデルの精密測定に、ぜひご利用ください。
本装置は、[JKA(競輪)補助事業]により導入されました。
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