函館・道南では、地元の資源やオリジナルな技術を活用したユニークな企業が数多く活躍しています。
当ホームページでは、それらの企業を取材し、広く全国に向けて発信しています。
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松前という言葉が代表する産品(松前漬、桜)の伝統的な味を守り、伝え、かつ、それをよく理解してくれる人に売る。龍野社長は、理解者であるお客様を檀家と呼び、檀家こそが我社のお客様であると宣言する。
↑松前公園八重桜・新珠
「(株)蝦夷松前龍野屋」の場所を地図で確認できます。
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創立 |
1955年 |
代表者 |
龍野 隆(りゅうの たかし) |
住所 |
〒049-1512 松前郡松前町字福山74 |
TEL |
(01394)2-3800 |
FAX |
(01394)2-2859 |
E-mail |
tatunoya@host.or.jp |
URL |
http://www.tatunoya.com/ |
従業員 |
7名 |
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龍野社長は、「松前が持っているものを本当にわかってくださる方に伝えたい。」と言う。
龍野屋の製品を見てみると、いかに「松前」という土地を前面に押し出しているかがわかるだろう。そこにあるのは松前の本質であり、尊い財産でもあるのだ。龍野屋の松前漬は、一味違う。スルメ、昆布、醤油の3つのみを材料に使用し、添加物を一切使わず発酵させた伝統的な松前漬の味を守り伝えている。
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▲「そうらん漬(左)」「松前漬」「特製松前漬(右)」
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松前は、北海道でも歴史的、文化的に特異な町。龍野社長自身の言葉で松前を表現すると片や『えんやどっと』、片や『流暢』。この言葉が指すものは、漁師町としての顔を持つ一方で、雅やかで華やかな城下町としての名残も残っているということ。
そんな背景を持つ松前であるが、現在では経済的にゆとりがなく、活気の無い状態にあるという。龍野社長は、現在の松前の状態をそう把握した上で誰の助けも借りずとも自力で立ち向かうという心意気を見せる。
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▲文化的に特異な町の象徴として、松前出身の書家「金子鴎亭」の作品が、ここ龍野屋に展示されている。
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やみくもに製品の多角化を目指すことはせずに、これまでどおり本来の姿が持つ良さについて奥深く追求していきたい。そして、その理念や味に共感していただく人とともにあることを目指す、と龍野社長は言う。
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▲自前で所有している300本の桜の樹から摘み取った八重桜を使用した「さくらしりーず」「さくらしらゆき」
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